2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

文体

はてなダイアリを始める前までは、他のブログなんて全然見なかったのですよ。でも自分も始めてみると、さすがに気になるっていうか、多少参考にしてみようかという感じで、少しは見るようになりました。たいてい1回さっと読んでそれきりですが、中には気に…

頭の中に描く地図

これは歴史物だけに限らないでしょうが、小説を読んでいる時って頭の中では想像を働かせていますよね。 それが「Aという町を出て○○川を渡り、□□山を北に見ながら△△海に面したBという港へ行く」なんて記述があれば大概の人が頭の中で地図を書くんじゃないか…

書籍注文

ゆっくり本屋をめぐっている時間が無いので、本やタウンで注文しちゃいました。 佐藤賢一『双頭の鷲 上・下』 海音寺潮五郎『吉宗と宗春』 北方謙三『波王の秋(とき)』 もっと買いたかったのだけれど、来月早々に飲み会がいくつか控えていることを思い出し…

17冊目 『その日の吉良上野介』

作者: 池宮彰一郎 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2004/06 メディア: 文庫 「忠臣蔵」に関わったそれぞれの立場の人物から見たエピソードをまためた短編集ですが、詳しい人もそうでない人も楽しめる作りとなっています。 実は「忠臣蔵」自体、小説で読む…

15,16冊目 『漆の実のみのる国 上・下』

作者: 藤沢周平 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2000/02 メディア: 文庫 藤沢周平の遺作とも言える作品。本格的な歴史物であり、はっきり言って素人より、ある程度の歴史馴れた人向き。ただし「面白かった!」という作品ではない。読後の満足感は得られ…

風邪ひきました

先週後半体調が悪く、24日(金)には遂に会社を休むことになって、どうも体がだるいので熱を測ったみたら何年かぶりに38℃超えてましたよ。 1月に当ダイアリーで「熱は滅多に出ない」とぬかしておきながらたった2ヶ月でこの体たらく。→「2006/1/25」何…

亡き友を思ふ(後)

その年の3月初め、辰郎は自宅近所のビルの屋上から飛び降り自殺をした。彼自身の誕生日の直前だった。 知らせを聞いたのは翌日の夜だった。その時期は仕事が忙しくて遅くまで会社に残っていた毎日だったが、偶々その日は仕事がはかどり早く退社できた私だっ…

亡き友を思ふ(前)

高校に進学した時、同じ中学出身の男は私1人であったせいか、最初だけちょっと寂しい思いもしたが、すぐに友人ができた。辰郎(仮名)も高校1年の時に同じクラスになって、友人になった一人だった。 昔でいう不良というわけではなかったが、同時に真面目に…

朝食

朝食を摂らないという人が昔より増えてきているそうで。ここに書く前にちょっと調べてみたところ、昔と比べて特に男性の方に顕著だとか(女性は微減)。 アンケートの対象範囲にもよるがだいたい成人の男性は3〜4割くらい。女性は1割くらい(独身だともっと…

14冊目 横山信義『鋼鉄のキメラ―八八艦隊外伝』

作者: 横山信義 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 1996/08 再読である。何と言うか『八八艦隊物語』の一連の外伝の中では、購入直後の感想としては『鋼鉄のメロス』>『瀑龍戦記』>『鋼鉄のガルーダ』に次ぐ評価であんまり読む気は起こらず、実に10年ぶり…

家族サービスで動物園

先日、有給休暇取った日に、埼玉県東松山市にある「埼玉県こども自然動物公園」へ行った。曇り勝ちの天気でやや寒かったが、幼稚園の遠足らしき団体が来ていた他はガラガラだった。 実は去年にも行ったので2回なのだが、まだ娘は1歳過ぎたばかりの時期で動…

独り言

えーと、ネタが無い。 せっかく娘も早く寝て、落ち着いて書けるというのに書くことが無い。 読書に関しては、『漆の実の実る国』を読み始めたのだが、どうせなら下巻も読み終わった時点で感想書こうと思っているところなので先は長い。 他に特にここで書くよ…

書籍購入

先日の歴史小説の質問で得たリストを手にして、今日仕事帰りに本屋を2件回ってみた。 2件ともそこそこの規模の本屋なのだが、なかなか見つからなかったよ。 もっと大型の書店へ行かねばならぬか。それとも前みたいにネットで注文しちゃった方が手っ取り早…

真似する

久しぶりに娘の話。 親のすることを実に良く見ていて、近頃は何でも真似しようとする。 真似することから物事を覚えていくとはいうものの、真似してほしくないことまで真似するようになってしまっている。「これは駄目だよ」って言い聞かせると「うん!」と…

歴史小説が読みたい!の質問

【歴史小説】久しぶりに歴史小説が読みたいと思い募集します。 条件として ①大胆な仮説を元にしつつも史実の出来事を巧みに織り交ぜた ②歴史的にさほど有名でない人物を魅力的に描いた プロフィールの作家リストを追記しておいたら既読本がほとんど無かった…

贔屓のビールメーカーアンケート実施

家でお酒を飲むのは、たいてい土日の夜なんだが、昨日の夕方に「今夜何を飲もうかな」と考えていて、ふっと浮かんだことをアンケートにして実施してみた。 ビール・発泡酒やいわゆる第3のビールを普段飲まれる方に質問。ご贔屓のメーカーは?飲まないけど、…

13冊目 『青嵐の馬』

作者: 宮本昌孝 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2001/05 メディア: 文庫 前日に引き続き再読作品。宮本昌孝は『剣豪将軍義輝』を読んで以来、注目している若手(※)歴史作家である。本作は信長・秀吉・家康にかかわる無名だけれど魅力的な人物を描いた3編…

12冊目 『真田騒動-恩田木工』

作者: 池波正太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1984/09 メディア: 文庫 再読である。買ったのは5年以上も前で、おそらく「真田」の名に惹かれて買った憶えがある。それまで真田と言えば、昌幸・信繁(幸村)及び十勇士に関するものばかりであったので、読…

真田一族のこと

先日「歴史小説が読みたい!」とのことで人力検索はてなで質問(現在継続中)し、有効な回答も早速集まっているわけだが、悲しいことにただいま金欠である。少なくとも今週一杯は書籍購入を我慢をせねば昼飯さえ買えなくなってしまう。 誰か図書券でいいから…

11冊目 『フライ,ダディ,フライ』

作者: 金城一紀 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2005/05/31 メディア: 単行本 初っ端から物語に引きずり込まれ、しかもテンポ良く一気に読めた。 暴力を受けた愛娘の復讐の為に、喧嘩の達人である在日朝鮮人の高校生に教えを請い、1ヶ月半の特訓を始め…

真夜中の痛撃

昨夜は寝ようと思った直前に、やらなければならない用事を思い出し、そうこうしている内に実際に布団にもぐったの時には1時近くになってしまっていた。 元々寝つきは悪いたちである。しかも昼間に娘と一緒に2時間も昼寝してしまった為になかなか眠れない。こ…

プロフィール更新

ちょこっとプロフィールを更新した。半数以上読んだ作家リストは記憶頼りなんで、これからもちょくちょく更新することがあるかもしれない。

歴史ものが読みたい

私としたことが今年に入ってから、あまり歴史ものの小説を読んでいないことに気づいた。 別に歴史もの以外でも傑作に出会えているし、それなりに楽しんでいるのだが、無性に読みたくなる時もある。 歴史好きでありながら、名前はよく知りつつも実はあまり読…

キーワード作成

初めて「はてなキーワード」を作ってみた。本日記の中でも触れている「横山信義」。 これ作っただけでは自動リンクされなくて、一定のダイアリー市民の投票が必要なんね。 もしこれ見ている読者の方がいれば、修正なり投票なりしていただければ嬉しいのです…

青春18きっぷ1日分でどこまで行ける?

ちょっと前のAll Aboutにあった記事。 http://allabout.co.jp/travel/railtravel/closeup/CU20060218A/index.htm 何と上野から九州まで1日で行けたらしい。かかった時間:18時間43分というからすさまじい。 そう言えば学生の時に青春18きっぷを使って一人旅…

10冊目 『秘密』

作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2001/05 メディア: 文庫 切ない、まことに切ない物語である。映画も見て感動した憶えがあるが、小説の方が平介と直子の苦悩がよくわかる。私が男でありそして父親あるせいか平介の辛さが身に染みる。女性…

9冊目 『海の牙城2 サイパン沖海戦』

作者: 横山信義 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2006/02 メディア: 新書 『海の牙城』シリーズの興味深い点はは、昭和19年前半という史実ではもはや日本の敗勢は動かしがたかったのに比べて、本シリーズでは戦力の消耗を抑えられて数段ましな状況で…