楽天イーグルス対ソフトバンクホークス(2023年8月27日・楽天モバイルパーク宮城)観戦

7月好調で最下位から4位に浮上。CS進出が狙える位置まできた東北楽天ゴールデンイーグルスですが、8月は停滞。
打線を引っ張ってきた村林・小郷選手のバットが湿り、浅村選手はヒットは出るもののホームランも8月一本しか出ていません。
その代わりに阿部・島内選手の復調が心強いですね。辰己・岡島選手もいいところで打ってくれています。

8月前半の週は五分の成績でしたが、お盆の週から3連敗を喫するなどカード負け越しが続いてしまいました。このままではCS進出の望みが絶たれてしまう。
そんなわけで25日からホームでのソフトバンクホークス3連戦は重要でした。*1
1戦、2戦ともにサヨナラ勝ち含む1点差で連勝。私は3戦目のチケットを取っていて、今季二度目のホーム観戦となりました。

試合は16時開始。曇り一時雨で気温も30度下回る天気予報だったのですが、到着してみたら見事に晴れて、関東と変わらない暑さでした。グラウンドでは開始前に水を撒いていました。
本日の席は三塁側内野席上段。初めて現地観戦したフィールド席より遠いけど、高い分視界は良好です。

本日のイーグルス先発はドラフト1位ルーキーの荘司康誠投手。好投するも勝ち運に恵まれずにここまで1勝3敗ですが、防御率3点台前半でローテを守っているわけで、ルーキーとしては充分ではないでしょうか。



相手先発はこちらもルーキー左腕の松本晴投手。一軍の先発としては初登板らしいです。

初回は荘司投手が完璧に抑えます。その裏、イーグルスの攻撃。先頭の小深田選手がいきなり四球で出塁し、相手にプレッシャーを与えられるかと思いきやダブルプレー。三人で終わってしまいました。
ただ、2回表に先頭四球を許すものの、お返しとばかりにダブルプレー
2回裏は浅村選手の2塁打を皮切りに岡島豪郎選手のしぶいタイムリー! 二死となりますが小深田選手の内野安打で2点目をもぎとります。打線が繋がって2点先制は幸先いいです。

荘司投手は相手打線の早打ち凡打に助けられてはいたんですが、3回はボールを見極められて四球連発。二死まできたのですが、押し出してしまいます。なおも満塁が続きましたが、1点で抑えられてほっとしました。

試合は中盤に入って4回裏。一死から辰己選手がツーベース。太田選手もヒットで繋いでチャンス拡大。ここで一番に戻って小深田選手がまたしてもタイムリー! 2点差に突き放します。満塁となったところで投手交代しますが、流れは変わらず押し出し四球。浅村選手もタイムリーが続いて、この回一挙3点入りました。制球に苦しみながらも抑えていた荘司投手にとって大きな援護点となりましたね。
荘司投手は5回先頭を四球で出すも、柳田・近藤というパ・リーグきっての強打者を連続三振。結局5回1失点に抑えて勝利投手の権利を得ました。

7回裏、一死1塁でフランコ選手の当たりがレフト後逸。3塁突入はきわどいタイミングでしたが、送球が逸れてベンチ前を転々としている間に打ったフランコ選手がホームイン。ランニングホームランかと思いましたが、記録はシングルヒット+2つのエラー。大きなダメ押し点が加わりました。
6回以降は酒居・安樂・宋・鈴木(翔)投手らが無失点で抑えてゲームセット。前2試合で好投した渡辺翔太・松井裕樹投手を温存できたのが大きかったですね。


さて、勝ち試合の楽しみは試合後のセレモニー。ヒーローインタビューは先制打の岡島選手と2勝目をあげた荘司投手が呼ばれました。


荘司投手の2勝目が嬉しかったですね。

これで3連勝でゲーム差2。この3連戦のイーグルスは運が味方についていたのもありますが、投手がよく抑え、相手3番4番に仕事をさせなかったのが大きかったと思います。
これで諦めかけていた3位浮上が現実味を帯びてきました。

前回ホーム観戦(楽天イーグルス対日本ハムファイターズ(2023年4月21日・楽天モバイルパーク宮城)観戦 - 雑葉抄)のような逆転サヨナラ勝ちは滅多に見られるものじゃないので感激も大きいですが、今日のように先発投手が抑え、打線が繋がって勝つ試合をこれからも見たいものです。

*1:24日時点で3位ホークスとは5ゲーム差