ネットリテラシー教育(小学生〜高校生)について質問してみた

http://q.hatena.ne.jp/1315728524
何を今さらという感じではありますが、今時の子供は物心ついた時からパソコンやケータイ(さらにDSiなど今後も多様化していくと思われる)でインターネットなど当たり前どころか、ネットを通じたコミュニケーション自体が常識となっているわけです。
総務省の「平成23年版情報通信白書」によると、

  • インターネット利用率は78.2%。年代別利用率では、6〜12歳で65.5%、13〜19歳で95.6%!
  • 10代のソーシャルメディア利用率は69.3%(全体では59.2%)

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/


ネットがあると便利な半面、さまざまなトラブルに巻き込まれる心配もあるわけで、事実ネットに絡んだ事件が当たり前のようにニュースで報じられる時代です。
そこで、インターネットやメールの使い方・気をつけなければいけない点など、今時の子供たちがネットリテラシーについてどういう教育を受けているのか質問してみました。
以下、まとめ。*1


Q1.インターネットやメールの使いかた、ネット上で気をつけなければいけないこと、などを学校で教わりましたか?

  • はい

18人

  • いいえ

4人


⇒1.で「はい」の人
Q2.それはいつ・どこで?*2

  • 中学

9人

  • 小学高学年(5、6年)

6人

  • 小学中学年(3、4年)

2人

  • 不明

2人


Q3.どのような内容だったか教えてください。(多かった順)

  • 閲覧サイト(年齢制限・出会い系・詐欺)の注意
  • 個人情報流出についての注意
  • ネット上でのトラブル・イジメ・中傷
  • チェーンメール、迷惑メールへの対処
  • ネットマナーを守ること
  • ネット上で知り合った人と実際に会わないこと
  • 著作権
  • パスワード等セキュリティ関連
  • インターネット全般(インターネットアーカイブ、魚拓、プロバイダ等)
  • ウイルスについて


Q4.は省略


結果的になんらかの教育を受けているのが多数派。「いいえ」は小学生ばかりでしたので、今後受ける可能性はありますね。
時期は中学生の時が多め。すでに小学生の時からパソコンに触れるようになっているので、小学校と中学校でそれぞれ実施した方がいいかもしれないですね。
その内容については、生徒たちが犯罪に巻き込まれないよう、被害を受けないように注意をうながすものが多かったようです。
どうして危ないのか実例をあげて教わった例もあったりして、教える側もなかなか工夫されているものだと感じました。
ただ、受けている側の回答なのではっきりは言えませんが、内容にもばらつきはありそうですね。
例えば外部講師よる講演ですと専門的な話が聞ける半面、回数が限られてしまうでしょう。
科目の中で継続されている方が効果ありそうですが、担当教員によりますしね。もっとも学校にPC教室が導入されてから久しいから対応も進んでいるでしょうが。*3
ちなみに回答数30以上を期待していたのですが、意外と集まらなかったですね。ポイント有だったけど、面倒くさがられたかな?正直もう少しサンプルが欲しかったものです。
まぁ人力検索の質問による本格的な統計はさすがに無理で、一定数の意見の抽出みたいな感じになるのはわかっていましたけど。


実際、うちもごく限られた範囲ですが子供にPCを触らせているのですが、子供って大人が思った以上にツールとして使いこなす能力に優れます。
んで、PCやテレビに限らずなにかに夢中になっていると、こちらの手を煩わすことなくて親としても助かる半面、放っておくと何をしてしまうかわからない不安もあったりします。
公の教育も必要ですが、親としても放置せず今どういう状況かを把握しネットの付き合い方もうまく導いてあげるのが大事ですね。

*1:コメント欄の回答も含む

*2:複数回答含む

*3:自分の知る公立校の先生は年配の方が多かったからなぁ…。