- 作者: スティーヴン・キング,永井淳
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1983/05/20
- メディア: 文庫
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- 作者: スティーヴン・キング,永井淳
- 出版社/メーカー: 集英社
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どんな展開が待っているのか大体予想がついているのに、先が気になってページをめくる手が止まらない。そんな作品でした。
描写が生生しくても、1970年代アメリカの田舎町の暮らしというのが、ちょっとわかりにくい点はありましたけどね。でも登場人物が感じる恐怖が非常によく伝わってきます。
土壇場、バーローの最後のシーンなどはまるで映画を見ているような迫力でした。
小野不由美『屍鬼』が『呪われた町』のオマージュであることは有名ですが、『屍鬼』未読でも既読でも読み比べてみるのも面白いと思います。
例えば、どちらも少年が捕まってロープで縛られるシーンがある*1のですが、どういった運命を辿るのか、また吸血鬼化した人々と生き残った人々との戦い。そしてもちろんラストも。
それぞれが作品の中でどういう意味を持つのか、考えさせられて興味深いですよ。