楽天生命パーク宮城(楽天イーグルス対西武ライオンズ)観戦記

当ブログでプロ野球についての記事を書いたのは8年前。マー君こと田中将大投手の怒濤の活躍もあって、楽天イーグルスが球団初のリーグ優勝および日本シリーズで優勝を決めた年でした。
2013-10-28 プロ野球
その後、プロ野球への興味は一時的に収まることもあったりして、基本的にネットで結果を知る程度でした。

今年は田中将大選手の日本球界復帰を始め、去年最多勝の涌井投手、岸投手、則本投手、さらに新人ながら即戦力が期待された早川投手という強力先発陣により、優勝候補の一角とされて、実際にシリーズ始まってからは首位に居続けて好調でしたね。
今は私も在宅勤務なので、仕事終わった後に家で観られる時間ができたことにより、まずはパリーグTVのお試し一ヶ月無料で観始めました。
結局、楽天ユーザーでもあるので、楽天TVの有料プランに申し込んで観続けています。
夏以降は勝ったり負けたり。連敗もあったりして順位は下がり3位となっています。
試合のある日はほぼ毎日観ているでしょうか(仕事や用事があって途中からもよくあり)。
特にホームゲームを観ていると応援席が映るので、現地で観戦している人が羨ましいと思う気持ちが徐々に強まってきていました。
しかし、宮城は遠い。埼玉在住なので、行きやすいのは県内のメットライフドーム西武ライオンズのホーム球場)、次に千葉のZOZOマリンスタジアムロッテマリーンズのホーム球場)ではあります。
いずれにしろ、新型コロナによる緊急事態宣言が続いている状態だったので諦めていました。

緊急事態宣言が解除されたのを機に、やっぱり今シーズン一度は行ってみようと思ったのです。来場人数の上限も上がっていましたし。
しかし、10月初めの時点でZOZOマリンメットライフドームともに楽天戦はほぼチケット売り切れ状態。あっても高額な席だけでした。
その次の週、13日から楽天生命パーク宮城で6連戦が予定されているということで、天気が不明でしたが、15日(金)のチケットを購入することにしました。
その日にしたのは休日よりも平日の方がチケットが安いこと。翌日が休みであること。それから相性の良いライオンズならば勝ち試合を観られる可能性が高いと思ったからですね。
行くのは1人だけです。学生時代はともかく、家族は野球に興味ないし、会社でも人野球の話なんかしないですからねぇ。
チケットを購入したのは10日前。どうせ観るなら内野席と思って見たところ、すでにだいぶ埋まっていました。

楽天生命パーク宮城

チケットを取ったついでに応援グッズのバットは当然購入。
迷った末に雨だった場合に備えてレインポンチョも買っておきました。
問題は往復の交通手段。少しでも交通費を節約するために行きは在来線を乗り継ぐことにしました。
帰りは新幹線の最終が仙台発21:48。
いつも試合は3時間程度。今シーズンは延長なしなので間に合うかもしれませんが、展開次第で3時間を超える試合はざらにあります。
さらに勝ったらヒーローインタビューも観たい。
帰りの混雑も考慮したら、球場に居られるのは21時20分くらいまで?
最終に間に合わない可能性の方が高いとみて高速バスを予約するか?
帰りの時間は流動的だし、初めて行く場所であまり時間を決めておかない方がいいと思い、いざとなったら仙台駅近くのカプセルホテルに泊まり、翌日はちょっとした観光をして帰ってこようかくらいに思っていました。こういう時は1人の方が気楽です。

それからは毎日天気をチェックしていましたね。
前後の日が雨模様だったので、気が気じゃなかったです。
一番嫌なのは球場近くまできて雨天中止が決まった場合です。
幸いなことに15日が近づくにつれて天気はもちそうだと知って安心しました。

当日。18時試合開始ですが、17時前には行くつもりでした。
大宮から宇都宮線東北線を乗り付いて、7時間近くかかってさすがに長かったです。
仙台駅からはシャトルバス(大人100円)を利用しました。
仙台到着前に電車が遅延したこともあって予定よりも遅くなり、17時くらいに球場に到着。周りはイーグルスファンばかりで、すでにテンションが上がっています。

球場周りには多くの売店があって迷ったのですが、ここはイーグルスグルメで食べ物と飲み物を購入し、中に入りました。
取った席は3塁内野席側のフィールド席。その名の通り、かなり内野が近く感じられる席です。
↓試合前の風景。



先発はイーグルスが瀧中、ライオンズは今井。
後半戦に入って安定したピッチングが続いている瀧中。本日10勝なるかと期待していました。

しかし序盤は不安定というか、守備の乱れもあって先に点を取られる展開となりました。
ただ、ノーアウト満塁を抑えたのを含め、1、2回とも最小失点で切り抜けたのはさすが。
あとはイーグルスの反撃を待つだけ。応援に力が入ります。
が……続けざまの併殺にため息が漏れました。
声を出さない応援という決まりはありますが、それでも一球一打に声を出さざる得なくなります。

ところで普段観ている時は必ずアナウンサーと解説がはいるので、聞いている方としては少なからず影響されます。
それがなくて、生で観ているのが新鮮でした。
また、画面ではカメラは投手の後ろから映して、バッター・キャッチャー・審判が正面に来るのですが、3塁側内野席からだとほぼ横から見ている感じですね。
だから投じられたボールは高さくらいしかわかりません。
守備はサードとショートはよくわかります。

私の席からだと1塁が遠いので、茂木選手が打球を捕ってスローイングすると、ボールが勢いを減じないまま1塁手・鈴木選手のミットに収まるのがすごいなと思ったものです。
やっぱり、生で見る打球の音と速さ、それに守備の様子は迫力がありました。
遠いと言えばライトはかなり遠く感じましたし、レフトもライン際は影となってファウルかフェアかよく見えなかったですね。
やっぱりバックネット裏の席は高額なだけあって、試合の様子がよくわかるのでしょう。
ちなみにファウルは思ったほど飛んでこなかったですが、一度だけすぐ後ろに落ちてきて、ちょっとびっくりしました。

惜しむらくはイーグルスの打線が低調であり、各選手が2塁から3塁、さらにホームベースまで駆ける姿が観られなかったこと。
その中で唯一の成果は島内選手の20号ホームランでした。

やっぱり、目の前でひいきチームのホームランが観られるのは幸せです。
試合は1対2のまま経過。盛り上がったラッキーセブンもあっさり終了した8回。ライオンズ山川選手の3ランホームランでとどめを刺されました。
瀧中投手は粘りながら2点に抑えるピッチングでしたが、今井投手が良すぎましたね。
イーグルス打線はまったく元気なかったです。
Sportsnaviの試合結果

ヒットや四球が少なかったせいか、展開が予想以上にすごく早くて、8時半には終わってしまいました。ここ最近では珍しいくらい短い試合でした。
これが勝ち試合だったらまだ良かったのですが、あっさりするほどの負け試合(1-5)なので、すぐ帰ることに。
シャトルバスに乗るために待ちましたが、仙台駅には21時くらいに到着。余裕で帰りの新幹線に間に合いました。

仙台では時間も交通費もかかるので頻繁に来るのは無理ですが、やっぱりホームゲームはいいものです。また来たいですね。
来シーズンになったらメットライフドーム楽天生命パークのそれぞれで観戦してみようかな。