朝の通勤ラッシュ上級編?

国土交通省調査による2010年の首都圏鉄道のピーク時混雑率のTOP10は以下の通りとなっているようです。*1

1 総武線(緩行) 錦糸町→両国203%
2 山手線(外) 上野→御徒町201%
3 埼京線 板橋→池袋200%
4 東京地下鉄東西線 木場→門前仲町196%
5 京浜東北線 上野→御徒町195%
6 中央線(快速) 中野→新宿194%
7 横須賀線 新川崎→品川193%
8 高崎線 宮原→大宮191%
9 南武線 武蔵中原→武蔵小杉191%
10 武蔵野線 東浦和南浦和189%

うち4路線の通勤利用経験(現在進行形も含め)があるgoldwellによる個人的経験談になります。
※タイシンさんのハイクへの返信(http://h.hatena.ne.jp/taisin0212/299851837723347578)を兼ねてます。


【乗車編】
混雑率200%前後といえど、乗車位置によってけっこう変わります。
特に階段付近(ホームの階段も混雑するので)となるとはすさまじい。人が多すぎてぎゅうぎゅうに押し込んでも乗り切れないのがデフォルトだったりします。
一方、階段から離れて、ちょうど階段と階段の間あたりは余裕あったりします(あくまでも通勤ラッシュ経験者から見れば、ですけど)。
でもラッシュ時間ってホームの移動さえ困難だったりするんですけどねぇ。
例えば山手線・京浜東北線のホームはどちらも混むので常に人が溢れている状態。時間・場所によっては移動は牛歩の如く。かと言ってホームの端は進みやすいが危険だったりします。
やっぱり時間に余裕をもち、少しでも空いてそうな乗車位置に並び、列の後方だったら一本やり過ごしてでも列の前方になり、乗車後すぐさま安全な場所を確保するってのが通のやり方。
たまに修学旅行らしき中高生のグループがよりによって一番混む位置に集団で固まっているのを見ると、つい教えてあげたくなります。そこはやめろと。


【車内編】
もし乗り降りが東京・新宿・上野のような主要駅である時、身の安全をはかるならばドア付近で立ち止まらずに通路側に進むのがセオリー。おちおちしているとそのまま反対側のドアまで押し流され押しつぶされてしまうので、なんとか通路側に入り込むかその付近で踏みとどまり人の流れを受け流します。そういえばなんとなく女性は通路側に多い気がしますね。
反対に自分が降りる時のためにドア付近でずっと頑張っている人がいますが、ぶつかったりして危険ですし何より迷惑です。
それからドアから通路への角となっている場所があり、さほど混んでいない時は人の移動をやりすごすにはいいのですけど、ラッシュ時には複数方向からの揺れをもろに受けて大変な目に遭いますので要注意。
私はあまり経験ないんですが、乗り降りする人が少ない駅で奥の方から降りる場合、人の壁をいかにして突破するか?
一番大事なのはタイミングだと思うんですよね。乗る人も必死ですからドアが開き、向うが乗り込んで来てしまうとそれを押し戻してまで降りるのは難しい。予め周囲に降りるそぶりを見せ、ドアが開いた瞬間に「降りまーす!」と大声をあげるとよけてくれたり、いったん降りてくれたりするかもしれません。たぶん。


【アクシデント編】

  • 揺れでズッコケ

通常は吊革などに掴まっているようにしているのですが、運悪く掴まれず且つ足場が無くて体勢が悪くてグラっと揺れが来た時にそのまま倒れてしまったことがありまして。
周りの人が親切で助け起こしてもらいました。もしかしたら体調が悪いのと思われたのかもしれませんね。恥ずかしかった…。

  • 靴に違和感

靴がぶつかる、踏まれるは日常茶飯事。たまに靴紐踏まれてほどけてしまったこともあります。
ある日、電車から降りてみたら足元に違和感。見た目は特に異常は見つからない。
靴裏を見たら、革靴のかかとの部分が取れて、車内に残してきてしまったようです。見た人はなんだと思ったでしょうねぇ。

  • 予期せぬ一撃

知人から聞いた話。車内で知人の肘が運悪く傍にいた人の顔面を直撃。眼鏡のフレームが壊れてしまったそうで。私もたまに他人の頭に手をぶつけてしまったり、逆のパターンあります。あと、座っている時に網棚からちゃんと置かれていなかった物が落ちてくるのはまさに不意打ち。痛い。まったく、すし詰め車内には危険が溢れていますぞ。


その他、冬季は乗車した途端に眼鏡が曇るのが困りもの。
帰りに比べて少ないのだけど、行きで座れて寝てしまったり、読書に夢中のあまりうっかり乗り過ごした件。
車内では最もマナーが悪いと思う5,60代男性が同時にアクシデント時には率先して人助けしたりする件。
そして、全てをぶち壊す人身事故による電車遅延。
いろいろ経験ありますね。*2
慣れたくないのにいつしか慣れてしまった通勤ラッシュ。
たまに見かけるガラガラの下り電車や、近距離自転車通勤がとても羨ましく思うことがあります。

*1:2012年3月発表の快適性・安心性評価指標計測一覧より http://www.mlit.go.jp/common/000193788.pdf

*2:痴漢・暴力に関しては幸いなことに当事者経験はありません