今週のお題「新生活での、おもしろエピソード」

別におもしろくはないと思いますが、この時期となると一人暮らし始めた頃のことを思いだすもので、たまたまはてなダイアリー今週のお題と重なったので書いてみます。


もう十数年前になりますが、4月からの入社に先駆けて入居したのは自身の年齢(当時)以上は経っていそうな古いアパートでした。まぁ初めての一人暮らしだったし、都内にしては家賃安いしと妥協しました。
後から考えてみたら、駅からやや遠い(徒歩15分)不人気物件を不動産屋に押しつけられた感もありましたが。でも古い作りは広い押入や天袋もあって、収納という点では便利だったりしました。


そのアパートは階ごとに3部屋ずつ木造2階建ての元は普通の民家を思えるようなこじんまりとした作り。○○荘という昔ながらの名前でした。
自分の部屋は1階真ん中で、入居時に右部屋は空き室、左部屋が入居済み。
立地的に下町のごちゃごちゃした住宅地にあり、部屋に入るには北側の道路から回り込むより、2軒の家の間の細道を入るのが近道。逆に2階の人は南側の道路から階段を上がるようになってました*1
それで、引っ越し時に隣に挨拶に行ったのだけど留守。後日行ってみたけどいつも留守(後からご近所さんに聞いたところ、飲食店勤務で生活パターンが合わなかったためらしい)。
しょうがないので、前の2軒のお宅に引っ越しの挨拶をしておきました。特に左側はクリーニング店でこれから利用させていただくということで。


でまぁ都会の一人暮らしというと、近所(この場合同じアパート)付き合いはあまり無いものと言われますが、私の場合はその細道を挟んだ2軒のお宅とはそれなりに付き合いが続いたのですね。
会えば挨拶はもちろん、クリーニング店には週一でYシャツ*2にたまにスーツを持って行って多少お喋りしてました。ちょうど自分と同世代の息子がいて、今は就職して家を出ているとか。
うちは親が仕事の傍ら畑借りて野菜作っているので、ネギとかどっさり送ってきた時はお裾分けに行って、お礼にちょっとした食品をもらったり。確かクリーニング店の隣は母娘と思える女性二人暮らし。*3下町の人情というか、世間知らずの若造としては親しみやすい方たちでした。
その後、事情あって埼玉に引っ越したのですが、最後にお世話になったお礼がてら挨拶をしました。短い期間でしたが良いご近所さんに出会えたなぁとしみじみ思ったものです。


あとは余談ですが、引っ越して早々新聞の勧誘が来たのが驚き。今みたいに個人情報がうるさく言われる前で、なんらかのネットワークがあったのでしょうか。某A新聞の販売員は最初は調子良く喋っていたものの、こちらが何度も断って契約する気がないとわかった途端に罵声を浴びせながら去っていったのが腹立ちましたな。後から思えばクレーム入れておきゃ良かった。
それから、ある夏の晴れた日に窓の柵にて布団を干していたら、ポタッポタッと上から滴が。あれ?天気雨?と思ったら2階住人のエアコンからでした…。なんかホースから漏れていたみたいで慌てて取込ました。たまたま上を見たら上半身裸の筋肉ムキムキのおじさんで、文句言うこともなかったヘタレな自分。後で修理したみたいで被害に逢うことはなかったので良かったですが。
書いていくと色々思い出すエピソードはあるんですが、きりが無いのでこのあたりで。
ちなみに一人暮らしも多少余裕がでてきて初めて買った家電はエアコン。実は今の家でも子供部屋で稼働してます。*4

*1:なので結局最後まで2階住人に会うこともなかった

*2:形状記憶シャツというのが出回ってから自分でも洗うようになった

*3:といっても娘さんの方は自分より全然年上だったと思う

*4:引っ越し時に業者にガス補充してもらった。いつ壊れても不思議ではない