足挫いた

都内の某駅から職場までの道の途中に長い坂がありまして、坂を下り終わるところに交差点があるのです。そこで交差するのが片側2車線の国道で、いったん赤になると長い。信号にひっかかるか抜けられるかで3分は違う。だから信号までの距離と青信号の時間を計り、走るか待つかの見極めが重要。毎日のことながら、まさに判断力と脚力をかけたヤツ(信号)との勝負なのです。*1


昨日のことですが、10分くらいの余裕があったものの、坂を下り始めた時にこちらの信号が青に変わったのを見た私は一瞬で走ることに決めました。普通に歩いていたら直前まで来た時点で赤に変わる可能性が高い。半分でもいいからここは走っておくにかぎる、と。


坂を半分まで下りた時でしょうか。そこから歩きにしても間に合うだろうという地点でしたが、勢いが付いていたこともあって、走り続けた私は突然右足をグリッと内側に不自然な角度で捻ってしまったのです。
途端に激痛に襲われ、思わずしゃがみこみたかったのですが、それでもびっこを引きながら信号を渡り終えるところまでは根性を見せました。「今日は俺の勝ちだな」とか心で呟いてけど、実のところそんな余裕ないない。すぐに電柱に寄りかかって立ち止まざるを得なかったです。あまりの痛さに。
2,3分休んで歩き出したのですが、もうびっこひく右足にちょっとでも体重かかるとダメ。途中で知り合いに会って挨拶したのですが、冷や汗かいてましたよ。


いやしかし関節を痛めた時って、ぶつけた時のようなじっとさすって堪えていれば徐々に和らぐ、そういう一時的な痛みとは違うんですね。堪えるのが辛い。
そしていつもの倍の時間を要して職場にやっと辿りついた。そうやっとこさ辿りついたのですが、1時間経っても痛みは引かない。トイレに行くのも大ごとです。


こりゃあ小学生以来の捻挫かなぁと、調べてみると冷やすのがいいらしい。ならば湿布でも買いに行こうと思ったのですが、近辺にドラッグストアは思い当たらない。今年できたばかりのスーパーを思い出し、目指したはいいけど恐ろしく遠い(普通ならば徒歩5分くらい)。おまけに雨まで降ってくるわ、歩く度に右足に激痛が走るわ(角度によって微妙に痛さ違う)で泣きたくなりましたよ。
でも半分も行く前に薬局が見つかりまして、いわゆる病院・医院の近くで構えている処方箋薬局ってやつなんですが、もう藁をも縋る思いで入りましたよ。


処方箋薬局というのは通常、医者からもらってくる処方箋を元に薬を売るので、処方箋無しで売れるものは限られているのですね。
でも湿布のような外用薬(店内に並べてあったりする)は販売できるとのことで買うことができました。それも市販のとは違って、医者で出すらしきパッケージがシンプルなやつ。6枚(3日分)で250円でした。
どうせ明日土曜ですし、一晩様子見てから医者に行くかどうか決めればいいやと普通に勤務*2し、定時で帰りました。


そして帰宅するのが大変。駅というのは階段の上り下りが基本で、エスカレーターが必ずしもあるとは限らない。普段ならば一段飛ばしで駆けるところを、手摺りを持ちながら一歩ずつですよ。こういう時に足の不自由な人の気持ちがよくわかります。
ある駅ではホームからのエレベーターが近かったので使おうと思ったら、電車から降りた人たちがどどどっとなんかすごい勢いで乗り込んで目の前で閉まってしまった。待っていたらすぐの間に行列が。
ホームのエレベーターって、お年寄りか体の不自由な人が使うものだと思っていたので意外でしたね。
最寄り駅から自宅までは自転車なのですが、これは意外と平気。右足は添えるだけで左足だけでこげば、ゆっくりだけど歩くよりよっぽど楽ちん。


湿布貼り替えて一晩寝たら、少し痛みが引いた気がしたのですが、やっぱり歩くと痛む。
そんで念のために接骨院に行ったのですが、予想通り捻挫でした。じん帯を痛めているので2,3日は炎症を起こして痛むのだとか。
「2週間の間、3日に一度くらいは通院してください」と言われて「面倒くさいな〜」とまず思ってしまったのですが、また痛めたりすると後々面倒なことになるとか。捻挫も馬鹿にできませんね。
医者から捻挫を防ぐには筋トレがいいと言われましたが、足首の筋トレって?
うーん、でもやっぱり足は大事ですからね。治ったらやってみるか。*3

*1:せっかく走っても目の前で赤になってしまったら負け、というか恥ずかしい

*2:ディスクワークで本当に良かった

*3:そう言いつつ、喉元すぎれば忘れそうな気が