『学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD 3』

今回の見どころ。

  • パーティ全滅の危機、そして高城家への避難後、主人公達の個人的な事情や、安全地帯にいることによる心境の変化。

毒島先輩かわいいよ毒島先輩。
・・・と、とにかく彼らとしても、今後の選択が迫られる展開。今までは生き残るために無我夢中で進んできたけれど、高校生という中途半端な現実にもぶち当たる。
どうしようもない大人も露骨な表現で出てきますがね。ある種の人間にとって、現実を見ようとせずに都合のいい解釈で済まそうというのはどんな時でも同じなんだろうなぁ。

  • 最終的に核攻撃に発展した世界概況。

随所で世界も破滅的になっていることが明かされるのですが、小説に比べると物足りなさが。まぁ世界概況にこだわりすぎるとストーリーが進まなくなる*1ので、こんなものかと。

  • 主人公達にとっては敵?のような紫堂たちグループ接近の予感。

危険が間近になって本能が刺激され、何やらうらやまエライことなっているバスの中、教師・紫堂の胡散臭さもグレードアップ。
次巻以降でいわくありげな麗と紫堂との過去が明かされるのかな?


例によって、最後のページの一コマ一コマがいいですねぇ。

*1:原作者の傾向