子供ってちょっとしたきっかけで関係が変わるという話

この前の土曜日に娘と同じ通学班で一学年上の女の子(仮にAちゃんとします)が遊びに来て、夕方の短い時間ながらずいぶん楽しく遊んだようです。
個人的には、去年を思うと感慨深いものがありました。


娘の通学班は人数少なくて、ちょうどそれぞれ学年に一人ずつであり、娘が小学校入学時の2年生がAちゃん。
うちの地域から小学校まで遠い(徒歩約30分)こともあって、朝の登校時は誰もふざけたりすることもなく、黙々と速足で行くそうな。*1
それはまぁ慣れるとして、問題は娘のすぐ後ろのAちゃん(班長が先頭で以下学年が低い順)。前を歩く娘の足をよく踏むことがあるのだと。
一列になって早歩きしてるから、最初は偶然と思っていたのもそれが続き、時にはランドセルを小突かれたり、「うざい」とかつぶやきが聞こえてきて「これは意地悪されてるな」と悟ったらしい。
さすがに娘も黙ってやられてばかりではなくて、やめるように言ったり、言い返したりしていたわけです。
これも毎日というわけではなくて、少し続いたと思ったらぱったりとやんだり。どうもその日の気分で意地悪をしているような。もっともやられている方は気分悪いのは変わりませんがね。
娘から聞いて、これ以上エスカレートするようなら相手の親(この時点では面識無い)にも言わなければと思っていたところ、ある日ちょうと帰りのお迎えで母子同士が会う機会があって、妻がAちゃんに向かって「うちの子のんびりしすぎるところがあるけど、よろしくねー」と言外に意地悪していることは知ってるよと匂わせ、相手のお母さんとも話できたのです。直接そのことには触れないけど、人数少ない中での年の近い女の子同士ということで仲良くしようねとお願いしたのですね。


そこから段々と状況が変わっていったようです。
なにより娘が2月の誕生日にポケモンのゲームを買って遊びだし、そのことを話したらちょうどAちゃんも遊んでいるそうで、*2急速に打ち解けていったのです。ちなみにうちは集合場所から一番遠いのですが、娘が朝出かけるのが少しでも遅れると、Aちゃんが途中まで迎えにくるようになりました。それまでの意地悪はなんだったんだと。
あとで娘がなぜ足を踏むとか意地悪していたのか聞いたところ、「うざかったから」。
うーん、単なる新入りいびりだったのですかねぇ。


そういった話を聞いていたせいで、私たち両親のAちゃんの印象も良くなかったのですが、娘と仲良くなって帰宅後も遊ぶようにもなって、ちゃんと話してみるとごく普通の女の子。まぁ言葉使いなんかは今時の子ですけどね。流行りなんだか「うざい」と「えろい」を頻発する。意味わかってんのかなぁ?
それから余談ですが、うちの娘とAちゃんの名前は数年前の女児向けアニメのメインキャラの名前と同じだったりするんですわ。アニメでもAちゃんキャラは打ち解けるのに時間かかっていたなぁ。ええ、まったく関係ない話ですけど(笑)

*1:帰りは多少道草したりするらしい

*2:班の子たちは全員ポケモンやっていて、そこからお互いに行き来が始まったのはまた別の話