女の子の観察力はたいしたもの

うろ覚えなんですが、部屋の中に人がいる写真だったか絵を何の情報も無しに数分間見せる。その後、どういった内容であったか聞いてみると統計的に男女で顕著な違いが見られました。
男性だと、どういう人物だったか、何をしていたか程度の曖昧な情報しか引き出せないのに対し、女性だと人物の服装から部屋の模様から中にあった物まで実に細かいところまで言える、そんなエピソードがありました。つまり男女には観察力には違いがあるってことなんですね(あくまでも傾向であって個人差はあると思いますが)。


そんな前振りを書いたのも、よく驚かされる娘の目ざとさについてなのです。
例えば妻がリビングにちょっとした飾りを買ってきて付けたとします。それもすごく小さいの。
そういう時に真っ先に気づくのが娘。それも自身の身長よりはるか高い位置にあるものでさえ、部屋を一瞥してすぐに気づき親に言います。
私だったら偶然近くで目にしない限り、きっと何日経っても気づくことないでしょう(笑)
最近では、文房具店に行ってレジで買い物した時のこと。支払を終えた私に娘が「ハロウィンだよ!」とレジの方を指差して言うのです。
といっても、カウンターのレジ周りではなく後ろの棚の方らしい。どこだろう。レジの後ろ側って伝票とかファイル類とか見慣れない客の立場からすると物がたくさんあってよくわからない。
「ほら、あそこに」って何度も娘が言うのですが、他の人が買っているそばでジロジロ見るわけにいかず、下がって探していたら、私の身長くらい上の方の棚にありました。穴のあいたカボチャの人形が。
レジのお姉さんの動作と表示される金額と代金を入れる皿しか見ていなかった私には気づくはずも無いですねぇ。


考えてみれば、子供の時って行動範囲は狭いけど、その場所の世界は広くて自身より高いものばかりなので上方を見る習慣があるのかもしれませんね。中でも特に女の子は細かいところにも気がつく。そして男の子は自分の興味ある対象しか目がいかないのかもしれません(自分の経験上)。
そう言えば、一緒に外にいても、夕方に出始めた月とか星とか、変わった雲の形とか気づくのは娘の方が早いです。
どうも大人になると上を見るより、下を見ることの方が多くなってしまうようで。*1

*1:別にお金落ちていないかな〜と探しているわけではないけれど