3期・25冊目 『レボリューション �・3』

レヴォリューション No.3

レヴォリューション No.3

内容(「MARC」データベースより)
オチコボレ男子高三年生の僕。難攻不落の女子高の門を、卒業までに必ず突破してみせる! 溢れるパワーと感性がきらめく青春小説の新たな古典。2001年講談社刊の再刊。ゾンビーズ・シリーズ第1弾。

ちょっと暗いというか重い本が続いたせいか、この作品を読んで一気に明るい気分になったような気がします。
もっとも単純に明るいだけじゃなくて、親友の死、差別など避けられるものならば避けたい諸々も描かれているし、しかも主人公たちゾンビーズの面々は落ちこぼれ高校生としては挫折なんて当たり前。だけどそんなものを吹き飛ばし、世界を変えてやろうと知恵を絞り、仲間と力を合わせて全力でぶつかっていく様がとても気持ちいい。
それに描かれているキャラがどれも魅力的。高校生離れした強さと教養を併せ持つ舜臣に同性をも惹き付ける魅力のアギー、でもやっぱり最大のヒキを持つ山下が一番偉大(笑)

彼らほど刺激的ではなかったにしろ、バカやっていた高校生の頃の気持ちが思い出されて懐かしく感じましたね。
ゾンビーズのシリーズは私は『フライ,ダディ,フライ』から入ったのですが、また読んでみたくなりました(その前に未読の『SPEED』かな)。