近頃、娘がハマっているもの

ピアノを習い始めてはや3年半。
学校の音楽会での伴奏に選ばれたこともあるし、成績表を見てもうちの娘は音楽的な才能はそれなりにあるんじゃないかと思います。親のひいき目だけじゃなくてね。
その一方で描く・造るという美術的な才能には恵まれなかった模様。
それでもお絵かきや粘土遊びは好きでよくやってはいましたけどね。
幼稚園の頃は繰り返し遊べる小麦粘土で遊んだり、昔ながらの紙粘土で作って色塗ったり。一緒に遊んで意外に楽しかったことを以前書きました。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20090601/1243862652
だけど粘土は後片付けが大変なこともあって、小学校に上がってからはしばらく遊ばなかったですね。


それが5年生になっていわゆるスイーツデコ、粘土でのお菓子作りにハマるようになったのです。

本物のスイーツをそのまま小さくしたような「スイーツデコ」が今、人気を集めています。本物そっくり、といっても食品サンプルではなく、もともとは身の回りのものをデコレーションして、見て楽しむ ことを目的に生まれたのがスイーツデコ。基本的な材料と道具は、粘土と絵の具、のし棒や粘土板、ピンセットやはさみといった、どこにでも手に入るものばかり。特別な機械は必要ありません。ドーナツなどの作業行程の少ないものであれば、半日程度で完成するのもスイーツデコの魅力のひとつ。粘土をこねたり丸めたり、絵の具で焼き色をつけたり、ホイップクリーム風のデコレーションをしたり。その過程には、まるで本物のお菓子づくりのような楽しさがいっぱいです。
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きっかけはよくわかりませんが、いつの間にかyoutubeで同年代〜中学生くらいの女の子が動画を公開しているのを見ていたからかと。
中にはプロレベルの人(もう大人ですな)の作品を見せてもらいましたが、もうそれは本物と見分け付かないくらいリアルにできていましたね。
最初の頃こそ以前の粘土遊びと変わらない程度の出来でしたが、動画でいろいろテクニックを学んでいく内に段々と良いものができていきました。
自作でホイップクリームとかチョコソースまでもできちゃうんですよ。
まさに好きこそものの上手なれですね。


でも問題が二点。

  • 子供の趣味にしては費用がかかる。

普通に紙粘土(軽いやつ)で作って水性絵具で塗っている分にはまだ良かったのですが、様々な材料(ガラス絵具や型、接着剤など)に加えて、それに可愛らしく飾るためのアクセサリーも欲しくなってくるのですね。
主に100円ショップで買ってる程度ですが、それでも遊ぶ頻度が増えるとその分買い増しが必要になります。
そうは言っても子供の小遣いで買えるor買い物ついでにちょっと買ってあげられるのは限度があります。
ちなみにスイーツデコを始めてから、それまで週一程度で行っていたプリティーリズムアイカツ!のゲーム(一回100円)はやらなくなりました(笑)
前に池袋の東急ハンズに行くことがあって、そこにスイーツデコの本格的な材料が売っていたのですけど、ちょっとしか量が無いのに一袋千円以上の粘土やら売っているんですよ。
さすがにそのレベルは自分でバイトして稼げるようになったらね・・・と言いつつせっかく来たのだから少し安いのを買ってあげてしまった親バカですが。

  • 汚れる。

紙粘土は作っている内に乾燥した粉がけっこう出ます。
後片付けがちゃんとできるならいいんですけど、まだそのあたりが中途半端で作ったテーブル近辺はもとより、移動するたびに白い破片が散乱します。
結局、作るのは自分の部屋だけで、終わったらウエットティッシュで拭いたり掃除機かけることを決めさせました。


これって、男子的にはプラモデル作りに近いような気がしますね。
自分は小学生の時のガンプラに始まり、大人になってからも何度か兵器(零戦とか戦艦大和)を作った覚えがありますが、あれもただ組み立てるだけならともかく、こだわろうとすればするほど塗料や紙ヤスリやら様々な材料・器具の費用、それに手間がかかりますから。
子どもの遊びのみならず、大人でも趣味として一定の人気があって、方向性は全く違っていても、より完成度を高めていきたいという欲求としては近いのかもしれないです。
スイーツデコに関しては私は参加せずに妻が何度か一緒に作ったそうですが、やっぱり作っていく過程が一番楽しいらしい。
でも完成すると執着無くなってそのへんに放置しても平気なあたり、作ったプラモは大事に飾っておく男子(まぁ自分ですけど)とは違うなぁと思うのでした。