中耳炎になってた

去年の冬頃からですが、娘に話しかけても反応が鈍い。何度も呼びかけてようやく気づくということが多々ありました。
子供に限らずテレビやゲームに集中していると話しかけられていることに気づかなかったり、生返事だったりというのはあると思うのですが、ちょっと度を越しているなと思い始めたのですね。といっても本人曰く本当に聞こえていなかったと言うだけですし、もともとポーっとしているところがある子だし。
最初は耳くそが溜まっているんじゃね?とか言って耳掃除してあげたのですが、ちょっと耳がすっきりしただけで状況は変わらず。


そしたら新学年になってからの健康診断で「中耳炎・難聴の疑い有り」との通知が来てしまいました。
早速耳鼻科に行って診てみらったところ、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)という診断。
滲出性中耳炎 - 医療法人昌生会横田耳鼻咽喉科医院

滲出性中耳炎とは、鼓膜の奥(中耳腔)に液体がたまる中耳炎のことです。この液体には、さらさらしたものから粘っこいものまであり、滲出液とか、貯留液と呼ばれています。
 中耳腔にこのような液体がたまると、鼓膜や耳小骨の動きがわるくなり、外耳道を伝わってきた音が鼓膜から耳小骨そして内耳へときちんと伝わらなくなり、そのために、聞こえがわるくなるのです。

その場で鼓膜の奥に溜まっていた膿を取り除いてもらったのが先週のGWの狭間の日のこと。
その後1週間経過を見て再度医者に行って、治療の際の穴もふさがって聞こえも良くなったので、中耳炎の治療完了となったのでした。*1
部分麻酔していたにせよ耳をいじられるのが嫌な本人は修羅場だったようですが、その後よく聞こえるようになって世界が変わった!とか。遠くから呼びかけてもちゃんと返事してくれるようになりました。今までどんだけ聞こえずに過ごしてきたんだか・・・。
1週間抗生剤を飲ませ、水が入らないよう本人が耳を塞いでいる間に久しぶりに頭を洗ってあげたり気を遣いましたが、無事治ってほっとしましたね。


娘はアレルギ−性鼻炎および花粉症もあって鼻水・鼻づまりになることが多いのですが、前出のリンクにある通り、そういった子が滲出性中耳炎にかかりやすいとのこと。

滲出性中耳炎にかかりやすい子供にはいくつかの共通点があります。
★乳幼児では、人工栄養児に多くみられます。
★カゼをひきやすく、いつも鼻がぐずぐずしていたり、咳が続いている。
★いわゆる蓄膿症(慢性副鼻腔炎)やアレルギ−性鼻炎で、いつも鼻汁・鼻づまりやくしゃみがある子供。
★いびきが大きい子供(鼻がつまったり、アデノイドが大きいといびきをよくかきます)。
★食べものの好き嫌いのある子供。

そういえば一時期よく鼻をすすっていたので、ちゃんとかみなさいと注意したところ、鼻水が出るんじゃなくて耳が気持ち悪いんだとか言っててよく意味がわからなかったのですが、その頃から膿が溜まり始めていたということなんでしょうかねぇ。
やはり耳と鼻は密接に関係しているのだというわけでしょう。
今後は中耳炎防止のために食べものの好き嫌いをなくそうね!ってことで。


実は私の父がもともと左耳が聞こえづらく、歳を取ってから難聴が進行して会話にやや苦労*2していて、別に遺伝関係ないでしょうが、父曰く子供の頃に耳の治療を受けてこなかったからだとか聞いちゃっていた(大人になってから聞いたし真偽わからんけど)ものですから余計心配していたのです。まぁ実際医者に連れていって混んでいる中で2時間近く付き添ってくれたのは妻なんで本当に感謝なんですが。

*1:ただし1年間は再発の可能性がある

*2:補聴器使えばいいのだが何だかんだ理由つけて嫌がる