いがまんじゅう?

はてなハイクでも書いたのですが、昨夜日本テレビの「ケンミンショー」という番組で紹介されていた「いがまんじゅう」。赤飯代わりに結婚式の引き出物にも使われ、子供から年配までお馴染みの埼玉県民(北部)に愛される食べ物とのことですが、一時期のぞいて長らく埼玉県民やっている私はこんなの見たことも聞いたこともないぞ〜。*1


そこでネットでも調べてみました。
いがまんじゅう 埼玉の特産品

甘いあん入りの蒸し饅頭に赤飯をまぶした、ちょっとおはぎに似たお菓子です。赤飯を蒸す時、一緒にせいろにいれたのが、はじまりといわれています。蒸しあがった時のようすが、栗のイガに似ている事から、この名前が付けられました。

ごちそう埼玉・加須市

北埼玉地域に伝わる「いがまんじゅう」は、田植えの後の農上がり休みや、夏祭りなどの日に出される特別なごちそう。戦後しばらくは各農家で作られていました。
蒸しまんじゅうの表面を覆うように赤飯をまぶした独特の製法は、当時、餅米が貴重だったために考え出されたものといわれています。またその名の「いが」は赤飯を栗のいがに見立てたことに由来しています。
生地と赤飯が甘いあんと組み合わさることで醸し出す絶妙な味覚と食感は、かつての“生活の知恵”が生んだ個性あふれるおいしさなのです。

いがまんじゅう

いがまんじゅうの由来
 埼玉県北東部の穀倉地帯に古くから伝わる「いがまんじゅう」。夏祭りや祝い事の際に作られてきた縁起物で、現在でも郷土の味として親しまれている。
 もち米が高価なため、ボリューム感を出そうと赤飯の中にまんじゅうを入れたのがはじまりとも、赤飯とまんじゅうをいっぺんに作って手間を省くという農家のお嫁さんの知恵から生まれたとも言われている。
 「いがまんじゅう」の名は、赤飯で包まれた形が、栗のイガに似ているところから名付けられたのだとか…

どうやら埼玉県でも加須市羽生市・旧川里町(現・鴻巣市)といった北東部で好まれる和菓子のようです(そういや番組内でも紹介されていた店舗はほとんど羽生市だった気がする)。
こちらの地域には親戚も知り合いもいないので食べる機会が無かったということか。


むしろ個人的に埼玉北部のローカルフードとして思い浮かぶのがゼリーフライまたはフライですが、こちらも行田市羽生市熊谷市・旧吹上町(現・鴻巣市)あたりまでなので、同じ北部でもその他の地域の人は知られていない可能性はあります。
wikipedia:行田のフライ
wikipedia:ゼリーフライ
こういう一地域では熱心に食べられているけど、実はちょっと離れると全く知られていない、知る人ぞ知るローカルフードって各地にもあるのでしょうね。


ちなみに私は赤飯も饅頭も好きなので、このいがまんじゅうを一度食べてみたいとは思いますが、これけっこう腹に溜まりそうですね。

*1:一応、私の実家は埼玉県北部。そして私と同様に埼玉居住が長い妻も知らなかった