「WarCraft3 The Frozen Throne」プレイ報告(ヒューマンキャンペーン開始)

ヒューマンというよりは、アライアンスに加盟しているブラッドエルフのケイル王子が主人公になるキャンペーンです。前のキャンペーンでは、容姿的にも感情的にも癖あり過ぎるナイトエルフ・ヒーロー達の影に隠れて目立たなかったけど、この人もよく見りゃ眉が飛び出ているし、肩の上を火の玉が回っているし只者じゃないぞ。


どうも今キャンペーンは、生粋のヒューマンである総司令官との確執、というよりかは高慢ちきな上司に無理難題を押し付けられる現場責任者という風に最初は感じたのですけどどうなっていくんでしょう。
それはともかく、会話聞いていて変だなと思ったのが、ガリソスとケイルの関係。
軍としての指揮権はガリソスにあるのは明らか。おそらく彼はヒューマンの王より任命された将軍(現代の階級としては大将相当か。「総司令官」だからきっと中将より上ね。)としての地位にあるんでしょう。
それに対してケイルは戦力的に劣るのでガリソスの指揮下なのもわかる。でも他国の王子なわけで、言っていることは酷いがガリソスが「殿下」*1と敬称をつけ、一応敬語なのも頷ける。
問題はケイルがガリソスのことを「閣下」と呼んでいること。「閣下」と言われる人物より、「殿下」と言われる人物の方が通常上だよなぁ。王子が将軍や大臣のことを「〜閣下」って呼ぶのって有り?それから別の場面ではケイルのことを「王子と言えど下士官・・・」という言葉もありやした。いくらなんでも下士官待遇とは酷い。やっぱ差別だ。
変なこだわりで文章を費やしてしまいました。まぁ翻訳の問題ってことで本編いきましょう。

  • 第1章

監視塔修復という地味な任務でぶつくさ言っているケイル王子ですが、動く範囲は広いし、敵との戦いもたくさんあるんですよ。
序盤は限られた戦力なので、なるべく死なせないようにクリープを倒しちゃ回復させてアイテムゲットを目指します。隠し物資を見つけるサブクエストでは、ちゃんと取っていった方が後々楽です(取らなくてもペザントが一人いるので何とかなるでしょうが)。
真南の海岸まで来ると、船が壊されて途方に暮れるところにナーガのレディ・バッシュが現われて船を提供してくれるとか。まさに渡りに船。見た目は怖いが意外と親切な奴らなのか。ケイルも警戒しつつも頼らざるを得ません。でも先祖が同じって言われても普通信じられんぞ。
ちなみに先に隠し財宝を取ろうと目論んで西の端まで行くと、崖となっていて渡れない上に苔に覆われたゴーレム(LV9)が待ち構えていて散々な目にあうので要注意。それにレベル3以後は、格上のモンスターをいくら倒しても経験値溜まらない仕様なんですかね。ここは。


中央の島に渡ったら、早速小さい建物シリーズをおったてて基地を建設。基地作りを進めているとアンデッドが攻めてくるのですが、数も攻撃間隔も大したことはありません。こちらのユニットが増えたら逆に西の敵地へ攻め込んで金鉱を分捕ってやります。
むしろここは監視塔修復のために木材消費が激しいので、製材所を作り、木材採取のアップデートを行ったり、採取チームの強化が大事ですね。
最後に残る監視塔は北にあり、そこは船に乗って向かうのです。まぁ普通にやっていれば軍勢も強化され、資源も余裕できていると思いますけど。
だけど任務完了後、ガリソス総司令には異種族の助けを借りたということで難詰されるケイル王子。言い訳も許されず。パワハラだ、これは。

  • 第2章

前回と微妙に違うけど同じ地形のマップ。各地に砦を築いたらしいのですが、アンデッドの大軍によって次々と潰されちまいます。本拠は湖に隔てられているのですぐは来ないだろうけど、それも時間の問題。防禦を整えるため守備塔を作ったりユニットを増産しようとして、島に金鉱が無いことに気づき愕然とするわけですよ。
そこへ前回に引き続きレディ・バッシュ登場。ナーガ軍を率いて助力と船を提供してくれるそうな。なんていい奴らなんだ。*2


一挙に増えた軍勢を率いてまずやることが、敵基地を攻めて資金源確保。ナーガのユニットは泳ぎが達者で船に載せなくて済むのがいいですな。一応操作に慣れるためにドラゴンライダーも連れていきます。今回は使えるユニットがブラッドエルフ仕様となっていて、攻城ユニットが無い代わりにこれで霊塔を無効化せよというわけ。
本拠もAIRユニットを中心に時々陸上ユニットも輸送されて来ますが、来襲パターンが決まっているので北側に守備塔を立てておけば守りやすいです。そのうちインファーナル落としていったり強化されていくので、周りの資源(木)が無くなったら放棄して引っ越すのも一つの手段ですね。
本拠から見て真北と真南の基地は近くに木箱などがあって、壊すとタウンホールを建てられるアイテムが出てくるので便利。


前回修復した監視塔はなぜか活きているので、敵を観測してみてわかるのですが、クエストとして倒すべき緑軍のみがせっせとユニットを作ってはこちらの本拠に攻めてくる。北のオレンジ軍と南の紫軍はほとんど維持しているだけで、隣を落として金鉱掘り始めると来るけれど、頻度も数も少ない。まぁ全ての基地でフル回転されたらこちらが持たないけど。
そういうわけで戦力分散したくなければ片方放置してもいいんですけど、私はまず南を攻めて金鉱確保。そのまま西へ進んで基地を滅ぼしそこは放置。
最初の金鉱が枯れる頃にユニットを引き揚げつつ次は北側を攻略。基地化が進んだら西に向かって敵を壊滅させる。


さすがに緑軍の基地は大勢いるのですぐに突っ込まずに近くに守備塔をたくさんおったててやります。こんな近く(ディスプレイの画面に入るくらい)で工事やっていても邪魔しにこないのがキャンペーンCOMの不思議さ。
少しずつ誘い出しては塔の前で倒し、また守備塔を前進させて敵を誘い出し、をやっていたらいつのまにか敵勢は激減してしまったので、あとは全軍繰り出して占領成功です。


ラストではせっかくアンデッドの大軍を撃退したのに、ナーガと協力した咎で連行されてしまうケイル王子たち。ここまで来ると策略じみていますな。最初からブラッドエルフを亡き者にしたかったのか・・・。

*1:「下」がつく敬称は身分に低い人物が身分の高い人物を呼ぶ際に使われたもの。

*2:ナーガのユニットも作れるようになったら尚更良かったんだけどなー