パターン

テレビが「心の友」だとのたまう妻*1はドラマ大好きでよく見ているので、平日の夕飯時にはたまたま一緒に見ることもあるんですが、私からは面白いと思う番組は非常に少ないですね。途中からしか見ていないのもあるんですが。


思うに面白くない主な原因はパターン化にあるのではないかと。
2時間もののサスペンスドラマ、1クール11話くらいのドラマなどでは、シナリオ的にほぼ起承転結が決まっているようで、途中まで見ていれば、この人物がどういう役割を持たされるのか、この後の展開がどうなるのか、粗筋がだいたい読めてしまうんですよね。そうするとあまり続けて見る気が起きない。
逆に巧みな展開で、先が読めないストーリーでは気になる場合もあります。


あぁ、お約束のハッピーエンドとか勧善懲悪などのオチがついてパターン化された作品には見ていて安心感を得られるというのもわかりますよ。
長寿番組にはある種の黄金パターンというのが見られますね。


勧善懲悪と言えば、昔からひねくれたガキだった私は、正義の味方がピンチに陥るシーンは楽しみにしていたものです。でも悪者がせっかくいいところまで正義のヒーローを追い詰めるのに、油断したり詰めを誤ったばかりに、逆転されて最後の美味しいシーンをもっていかれてしまう。しかもいつも同じようなパターンで。おまえらもっと頭使えよ。悪者の有名な捨て台詞で「憶えていろよ〜」ってのがありますが、おまえらこそしっかり憶えておけと言いたい。戦訓を生かさなければ、勝利は掴むことは無理だぞと。
例えば怪人(怪獣)一体で歯が立たないならば、最初から数体がかりでやれよ、と真面目に思ったものです。


いつも勝利の凱歌をあげていた正義の味方ですが、確かタイムボカンシリーズウルトラマンの最後の方の話でヒーロー側が敗れる話もあった記憶があります。
マンネリ打破の為の製作者側の工夫だったのかもしれないけれど、小さい私の心に「やった!頑張れば悪者も勝つことがあるんだ」という夢を与えてくれましたね(ぉぃ)。

*1:本人曰く、唯一の楽しみとのこと。しかし実際は、お菓子とか昼寝とか長話とかネットウオッチとか他にも色々ありそうですが・・・。