■仕事と育児と

先日、しばらく風邪気味で体調不良が続いていた妻がついに寝込んでしまって家事も娘のお稽古の送り迎えもできなくなってしまったので、私が早退して代わりにやった。
自分の知る限り、職場(こういうのは会社という単位ではなく、職場という小さい環境による)によっては家庭の事情で休むとか遅刻早退が認められにくい場合があったりする。
幸い、うちの職場は緊急の仕事を抱えて無いかぎり融通がきく方なので、こういう時は助かる。別に正直に事情を話したとしてもそれで咎められることも無い。たまたま周囲に既婚者が多くて、特に子供が小さかったりすると何かと大変だということを多少なりとも知っていたりするからかもしれない。


ちょっと前に『うさぎドロップ』4巻を読んで子供が熱出した時のエピソードが描かれていたのだけど、シングルで子持ちだった場合の苦労は並大抵じゃないと思わせる内容だった。
うちの子なんかもう成長して熱が出ても何日もひきずるようなことは無いのだけど、子供が熱出したら結構ハラハラする。大人と違って急に容体が急変することもあるし。
だけどそのために何日も仕事休むとなるとやっぱり迷惑がかかることもあるし、周りの人間関係も気になるわけで。そこは周囲の理解の有無によってだいぶ本人の負担も変わってきたりする。
子ども手当だの育児休暇だの「イクメン」だの、支援制度が整備されたり男性が育児に携わることが当たり前のようになってきた今日だけど、既婚・独身を問わず働く場の人々の意識こそが変わっていかないとまだまだ子持ちの苦労は減らないのだと思う。