- 作者: 田中芳樹,丹野忍
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 新書
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確かこのシリーズを読み始めてから10年以上経ちます。長いもんですね。
遅い遅いと言いつつも、放置したまま新作を出さないどこぞの作家*1とは違って、続編を出してくれるだけファンとしてはありがたいと思わなきゃバチが当たるかも。
のっけから激しい魔族との攻防で引き込ませます。魔族を率いるのは死んだはずのトゥラーンの将軍イルテリシュだったりして、これが半端でない強さです。
そしてミスル国にて急展開あったヒルメスや、タハミーネの実子をめぐる話、次々とアクシデントに巻き込まれるうちに王都を目指すことになった元ルシアタニアの女騎士エステルの話などエピソードてんこ盛りですよ。
前巻からだいぶ間が空いてしまったので、この人はどういうキャラだったっけ?と思い出すのに時間かかりました・・・。
そういえば銀英伝では後半で主要キャラを次々と殺しまくってくれましたが、今回は無事生存しています。
しかし今回のエピソードが終盤に向けての収束していく過程で、きっとやってくれるのでしょうね。*2
あと最後の方でのナルサスの言葉が妙に気になりますね・・・。
確かまだ蛇王ザッハークは完全復活前なので、今回の戦いはいわば前哨戦。
最終決戦で、これまでの主要人物がどうなっていくのか大いに気になるところです。
ところで表紙を見て気になったのが、上の方に書いてある女性(金髪でポニーテイルっぽい)はだれでしょうね?
普通に考えればエステル?それとも今作で登場したあのズッコケ少女かな?