東北楽天ゴールデンイーグルス 9,10月振り返り

今シーズンのチーム成績
143試合 67勝74敗2分 勝率.475(4位)
得点446(4位) 失点526(5位) 打率.244(4位) 本塁打70(6位) 盗塁110(1位) 防御率3.37(4位) 失策69(4位)

全体

CS進出には勝ち続けるしかない9月が始まりましたが、早速4連敗という暗雲のスタート。ただし、7~15日はロッテ4連戦含めて5勝1敗と持ち越して希望が見えてきます。月の半分を終えた時点で五分の成績。ただし、3位オリックスも調子を取り戻したようで、差は縮まりません。
オリックスが苦手ソフトバンクとの試合を多く残していたので、連敗して落ちてくればという他力本願でした。

後半から変則的な日程となり、日本ハムに勝つもロッテに大敗。さらに西武に1勝2敗と負け越し。連勝できず、もどかしい状態が続きます。
そして23日からは最後の勝負どころである8連戦。初戦は日本ハムに大勝して良いスタートを切ったものの、優勝に王手をかけていたソフトバンク、そして3位オリックスと立て続けに6連敗してしまい4位確定。
皮肉なことに30日からはロッテ・西武相手に3連勝して4位確定。しかし、10/5の最後の試合は延長までもつれこむも悔しい負けで終わってしまいました。

下位のロッテ・西武には競り勝つも、上位のソフトバンクオリックス相手にはチーム力の差が出た感じです。不思議なことに8月まで10の借金を作って大の苦手としていた日本ハムには2戦2勝。

結局9,10月は11勝14敗の負け越しでした。
7,8月にかけて上昇してきた打率・本塁打・盗塁といった攻撃力が下がった(平均得点2.92)一方で、最後までディフェンスはリーグワーストに近い状況(平均失点4.38)が続きました。

戦力編(投手)

先発の投手事情が苦しかったのは相変わらず。藤井・ヤフーレなど早い回で先発がノックアウトされて中継ぎに負担がかかり、競った場面では疲労蓄積していた中継ぎが打たれるといった悪循環でした。
たまに先発が好投すると、今度は打撃が封じられて僅差で負ける試合もありました。
ただ、球団新記録の29試合連続無失点となった藤平やセットアッパー西口、さらに西垣はさすがの安定感。一軍に再昇格した泰が短いイニングながら無双。10月には大内、日當、坂井といった高卒2年目の若い投手が好投を見せてくれたのが明るい材料でした。
来季も荘司と古謝のドラ1コンビがローテの柱となると思いますが、HQSして当たり前くらい一皮剥けて欲しいところ。*1

さて、今季最大の誤算は昨季二桁勝利した二人の左腕。早川が左肩手術となったので来季開幕は無理そう。藤井も9月は絶不調だったので、どこか怪我しているんじゃないかと。
ハワードは登板さえすればほぼ好投するも、コンデション不良による離脱が多かったのが残念。来季に向けて、先発の整備が急務ですね。40歳の岸が先発ローテを守るという状況は好ましくないですよ。

戦力編(野手)

主軸の3番黒川、4番ボイトの活躍が目立ちました。終わってみれば2人ともほぼ3割。ボイトは途中加入でチーム最多の13本塁打ですからね。ぜひともチームに残留するように働きかけて欲しい。
あと目立ったのはルーキー宗山かな。投高打低の中でショートを守りつつ打率.260(リーグ13位)は立派だと思います。
ただ、9,10月は全体的に打撃は不調でした。1,2番固定の中島・村林の不調が響き、得点力低下した一番の原因と見ています。本来ならレギュラーであるはずの辰己・小郷も調子を取り戻せずに二軍落ちしました。
5か6番に入ることが多かった浅村は前半より打ちましたが、期待していたほどではなかったです。夏場好調だったフランコは元に戻ってしまったよう。
外野手若手では武藤がなんとか打率.200超え。2021年ドラフト1位の吉野が終盤に出場して初ヒット初打点を記録したのが嬉しかったですね。

今年36歳のベテランについて。鈴木大地は今季レフトの守備までこなして最後まで出場。年々成績と出場試合を落としているものの、まだチームになくてはならない存在ですね。
先に引退を発表した岡島が10/4の西武戦に代打で登場してヒットを打ちました。久しぶりの応援歌の中、観ていて思わず目頭が熱くなりました。
一方で阿部と島内が戦力外。阿部はシーズン序盤に起用されて長打を打つ場面もありましたが、一度不調に陥って降格後は出番ありませんでした。現役続行を希望しているようですが…。
島内は二軍では3割近い成績を残していました。ただ一軍では10打数ノーヒット。毎年安定した成績を残してタイトルホルダーにまでなった選手なのに寂しいばかりです。

今後

来季の監督がどうなるか、いろいろと憶測が飛んでいました。4位確定した頃には三木監督解任するんじゃないか。だったら次は?*2
結局、10/5の報道では石井GMにより三木監督続投が明言されました。個人的には賛成です。
一軍と二軍の入れ替えが昨季とは比べ物にならないくらい積極的でした。
昨季まで二軍で育ててきた若手を多く起用して野手の世代交代を進められました。来季は若い投手の台頭が見られる期待感があります。少なくともあと1年はやらせてみた方がいいでしょう。

残念ながら楽天イーグルスは強い先発陣も爆発的な打撃を持つチームではありません。
まずは足を使い小技でコツコツと地味に攻めていく戦い方としては、三木監督が一番合っているようです。
ただし、先に書いたように先発投手の補強と共に投手コーチはじめバックアップ体制の立て直しは必要と思います。

※追記
今季選手の起用方法で不満だった点。
内野手(阿部、鈴木大、伊藤ゆ)をレフトで起用する
内野がほぼ決まっているので、攻撃重視というのはわかるのですが、やはり守備面でウイークポイントでした。本来なら外野を置きたいところでしょう。シーズン終盤に武藤スタメン、数試合でしたが吉野も起用されました。それからゴンザレスの守備が良くなれば来季はなくなるかな。
・先発から中継ぎへの交代タイミング
7回くらいまで引っ張って失点。あるいは好投していた先発を降ろした直後に失点。
こればかりは結果論でありますし、現場でしか得られない情報もあるでしょう。余計な素人意見ではありますが、投手コーチ含めて運用は改善してもらいたいところですね。

*1:荘司は最後の試合で9回1失点の力投を見せてくれたのが非常に良かった。

*2:憶測記事だけど元西武監督の松井氏の名が挙げられていた。