少し早いパリーグ順位予想(主に楽天)

ネット上では年明けから22025年シーズンの順位予想が続々と出ていますね。
2024年シーズンについては去年3月1日に書いていました。
東北楽天ゴールデンイーグルス 2024年シーズン予想
こちらでは「良くて3位。悪くて5位。勝率490~500あたりに収まり、4位になる確率が高いでしょう。」と予想して順位は当たってしまいました。本当はAクラスになって欲しかったのですが。
去年の記事を書くきっかけは楽天が圧倒的に最下位予想されていたからなんですが、2025年については見るかぎり順位はばらけているようです。1位と6位予想はほとんどなく、2位から5位の範囲、特に3位と4位が多いです。*1

例1)野球Youtuberとして有名なロッテOB里崎氏のSatozaki Channel
youtu.be

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里崎  ロソ楽日オ西
袴田  日楽ソオロ西
先生  楽ソ日オロ西

2024シーズン前に里崎氏は楽天を最下位予想していましたが、今年は3位でしたね。
私が見るかぎり、楽天を1位予想しているのはここの先生だけです。

例2)去年秋頃にチャンネル登録した、フェードロー野球ちゃんねる
youtu.be

     123456
FAかいだ ソロ日楽オ西
もんでん 日オソロ楽西

お二方とも楽天はBクラス予想。
ほとんどの予想で西武は最下位にされています。

これから外国人やトレードなどの補強。キャンプやオープン戦、さらにオフ中の怪我や手術もあり得ますので、戦力評価が変わる可能性があります。シーズン直前にまた順位予想されると思いますが。
楽天を応援するただの野球ファンとして、私も予想をしてみようかなと思いました。(以下敬称略)

とはいえ試合観戦はしていますが、他チームの事情には詳しくありません。去年の成績を参考にすれば、1位ソフトバンク、6位西武の可能性は高そう。さすがに去年ほど差が広がるとは思えませんが。
他4球団の順位予想が難しいですね。シーズン後半まで順位が入れ替わる混戦模様を予想します。Aクラスは連続最下位からついに躍進した日本ハムは戦力的にもっとも有力です。全体的に若いチームで波があり、勢いに乗る時とそうでない時の差があるかもしれませんが。
ロッテは貯金5の佐々木が抜けた穴をFA加入の石川で埋められるか。長打は外国人頼りだったので、日本人野手次第なところがあります。意外に投手陣の高齢化が進んでいるのも気がかり。対西武でだいぶ貯金を増やしましたが、同じようなことになるかどうか。AクラスとBクラスの可能性は半々かなと思います。
2023年まで3連覇したオリックスは圧倒的エースだった山本由伸が抜けた以外に怪我・不調の選手続出と貧打で5位に沈みましたが、投手陣はトップクラスなのでAクラス入りは野手次第ですかね。新外国人の当たりはずれも関係しそうです。
とりあえず、楽天イーグルスだけ詳しく考えてみましょう。

【監督・コーチ】
三木監督はヤクルト(1995年~2007年)と日本ハム(2008年)でプレイし、引退後は日本ハムで10年間コーチ。2019年に楽天二軍監督。2020年に一軍監督。2021年から2024年まで二軍監督。40代ながら豊富な指導者経験を持ちます。
その点、3年間コーチを務めた後、いきなり一軍監督に就任した前任の今江監督よりは指導者歴が長いこと。直近で楽天の二軍選手を見ていた経験が活かせると思います。
コーチ陣もかなり入れ替わりましたね。渡辺直人コーチが二軍監督に就任した以外に日本ハムからコーチの複数トレードといったくらいに変わりました。
その手腕はシーズン始まってみないとわかりません。
個人的には投手コーチを務めた永井・青山の両コーチは2023年より登板間隔を空けるようにしたのは買っていました。二軍へと配置転換となりましたが、果たしてどうなるでしょうか?

【投手】
2024年は早川・藤井の両左腕が二桁勝利を達成。中継ぎは藤平・鈴木(翔天)が防御率1点台で勝ちパターンを確立。リリーフ一年目にして則本はセーブ王のタイトルを取りました。
ただし、二年連続でリーグ防御率ワーストが続いています。これは先発のコマ不足、中継ぎの勝ちパターンとそれ以外の投手の差が大きく、負ける時はボロ負けで防御率が悪化したせいもあります。
かつて高齢化を危惧された先発陣は確実に若返って20代投手が多く占めるようになりました。外国人のヤフーレ、ハワード加入。宋、ターリー残留で、近年にしては珍しく外国人投手四人体制。さらに実績ある加治屋・今野、即戦力新人加入で層は厚くなりました。
あとは2024年に活躍した藤井・藤平らが2025年も同様に活躍できるか。荘司の復活。セーブ王のタイトルを獲得したものの、後半は息切れして防御率が悪化した則本*2が一年通して安定した守護神ぶりを発揮できるかが課題と思われます。

【野手】
大きく課題は二つ。2023年はリーグ2位だった打撃成績が2024年は4位に落ちたこと。エラー数はリーグ2位の少なさであるものの、エラーとならない守備の悪化です。具体的に言えばサードとレフトの守備範囲の狭さ。
守備に関しては三木監督が浅村サードからファーストコンバートを示唆しているので改善が期待できます。大型新人である宗山も期待大。ショート宗山・サード村林・セカンド小深田*3のカチカチ内野となりうるか。
外野はセンター辰己、ライト小郷は堅いので、レフトを岡島・中島・田中和基・武藤それにルーキーの吉納といった本職の外野手で争うのが理想ですね。小郷の全試合フルイニング出場はすごいけど、適度に休ませて若手の出場機会を増やしてもいい気がします。
捕手について、太田・石原の二人が8割ほど占めて、終盤ようやく安田が起用されましたが、2025年は太田・安田で争わせたい。
チーム一の本塁打・打点を稼いだとはいえ、浅村が成績落としたのは唯一長打を期待できるバッターとしてマークがきつかったのかも。以前は島内がいましたから。
そこで辰己・浅村・安田・フランコ(新外国人)で中軸を形成して長打を増やして欲しいですね。2024年と変わらないようでは厳しいですから。

【順位予想】
2024年は交流戦こそ優勝したものの、パリーグでは西武以外に負け越しました。
さすがに優勝は厳しいでしょうが、監督が代わって2024年の様々な課題が克服されていけば、Aクラス入りはおおいにあり得ます。他チームの浮沈次第もありますけどね。終盤まで争った末に3位を予想します。

*1:楽天ファンの期待込みで2位予想はある。

*2:怪我の影響もあったらしい。

*3:送球に不安あった小深田セカンドは大当たり。ただし打撃は年々落ちている。そろそろ黒川も一軍定着を期待したい。