東北楽天ゴールデンイーグルス 入退団選手について(2025年11月)

退団選手の動向

岡島豪郎 →引退、球団アンバサダーに就任。
阿部寿樹 →中日ドラゴンズと契約。
島内宏明 →去就不明。ヤクルトスワローズが調査との報道あったが続報無し。
小孫竜二 →引退、球団職員(スカウト)。
德山一翔 →育成契約
弓削隼人 →引退、球団職員(スカウト)。
松井友飛 →引退、球団のアカデミーコーチ。 ※12/4発表
松田啄磨 →育成契約
柴田大地 →再契約
宮森智志 →去就不明
山﨑剛  →ロッテマリーンズと育成契約。
山田遥楓 →引退、球団のアカデミーコーチ。
前田銀治 →育成契約
永田颯太郎 →去就不明

憶えているかぎり記載しました。
岡島は早速ファン感謝デーに銀次と共に登場していましたね。
先月、あと一年見てみたかったと書いた柴田は16日後に再契約したのがびっくり。もしかしたら当てにしていた選手が獲得できなかったみたいな裏事情があったのでしょうか。
山崎は体調さえ回復したら支配下契約も遠くないでしょうね。他球団所属となってしまいましたが、試合に出てくるのを楽しみにしています。
ベテランの阿部は中日復帰となりましたが、島内は未だ去就不明なのが気になります。楽天一筋で優勝経験者にして二度のタイトルホルダーがこのまま引退では悲しすぎます。どこか獲得しないかなぁ。

外国人選手

ヤフーレ、ハワード、フランコが退団。
投手二人はともかく、最近まで不明であったフランコはやはりリリースとなりました。
打撃成績は年々下降傾向で苦手克服となりませんでしたからね。人間的な魅力と印象に残るホームランがありましたが、年齢的にも上向くとは思えず致し方ありません。

11/14 ロアンシー・コントレラスと契約
ドミニカ共和国出身でMLB5年、26歳の右腕投手です。見たかぎり、150km台の力強い速球が持ち味ですが、変化球(特に落ち球)の決め手に欠く感じですね。ただコントロールは良さそう。
まだ若いのでNPBで化けてMLB入りを狙う。そんな狙いがあるのかもしれません。

11/28 宋 家豪と契約
ひとまず安心。来季でFA取得。再来年から日本人扱いになるようです。
1か月前に楽天は育成から大成した選手はいないと書きましたが、宋投手という成功ケースがいたのを忘れていました。

FA

11/18 伊藤 光(DeNA)と契約
オリックスから横浜DeNAと渡り歩いた36歳のベテラン捕手を獲得しました。
楽天は2023年オフに炭谷(西武→巨人→楽天→西武)を戦力外として安田を主戦捕手にしようという狙いがあったのだと思いますが、なぜか2024年前半は二軍に置き、2025年は怪我と手術で試合に出られず。代わりに高卒10年目の堀内が覚醒するという嬉しい誤算があったものの、支配下捕手は5人(一軍での実働は太田・堀内・石原)でした。
一軍捕手は20代半ばから後半の中堅揃いなので、ここでベテランを入れてバッテリー強化の狙いがあるのだと思います。
ちなみにルーキー含めると楽天には伊藤が4名となります。捕手で光も2名。現場でどう呼ぶんだろう(笑)

11/26 前田 健太(広島~MLB)と契約
前の伊藤光と比べると驚き度が大きかったのがこの獲得ですね。古巣広島に復帰か、移籍なら巨人が本命と思っていたので。
37歳のベテランであり、2025年は成績も芳しくありません。ただ、秋頃はだいぶ回復していたとのこと。
二桁勝利・規定投球回到達は一人もなく、12球団ワーストに近かった楽天先発陣。伊藤光と同様に若手への求心力という面でも期待できそうです。
古謝・荘司・藤原(ドラ1)といった若手に先発ローテの主軸になってもらいたいところですが、手薄なのは確かなので実績あるベテラン投手は貴重。


なお、楽天からFA宣言した則本と辰己については特に情報ありません。
国内FAで同じセンターである桑原(DeNA)と松本剛日本ハム)はそれぞれ西武、巨人に移籍が決まりました。
辰己はMLB志望を公言していたために回避されましたかね。残留濃厚な気がします。

西武の今井・高橋(光)といったポスティング希望している選手もまだ移籍先が決まっていないので、則本もまだ水面下で交渉中でしょうね。

東北楽天ゴールデンイーグルス 9,10月振り返り

今シーズンのチーム成績
143試合 67勝74敗2分 勝率.475(4位)
得点446(4位) 失点526(5位) 打率.244(4位) 本塁打70(6位) 盗塁110(1位) 防御率3.37(4位) 失策69(4位)

全体

CS進出には勝ち続けるしかない9月が始まりましたが、早速4連敗という暗雲のスタート。ただし、7~15日はロッテ4連戦含めて5勝1敗と持ち越して希望が見えてきます。月の半分を終えた時点で五分の成績。ただし、3位オリックスも調子を取り戻したようで、差は縮まりません。
オリックスが苦手ソフトバンクとの試合を多く残していたので、連敗して落ちてくればという他力本願でした。

後半から変則的な日程となり、日本ハムに勝つもロッテに大敗。さらに西武に1勝2敗と負け越し。連勝できず、もどかしい状態が続きます。
そして23日からは最後の勝負どころである8連戦。初戦は日本ハムに大勝して良いスタートを切ったものの、優勝に王手をかけていたソフトバンク、そして3位オリックスと立て続けに6連敗してしまい4位確定。
皮肉なことに30日からはロッテ・西武相手に3連勝して4位確定。しかし、10/5の最後の試合は延長までもつれこむも悔しい負けで終わってしまいました。

下位のロッテ・西武には競り勝つも、上位のソフトバンクオリックス相手にはチーム力の差が出た感じです。不思議なことに8月まで10の借金を作って大の苦手としていた日本ハムには2戦2勝。

結局9,10月は11勝14敗の負け越しでした。
7,8月にかけて上昇してきた打率・本塁打・盗塁といった攻撃力が下がった(平均得点2.92)一方で、最後までディフェンスはリーグワーストに近い状況(平均失点4.38)が続きました。

戦力編(投手)

先発の投手事情が苦しかったのは相変わらず。藤井・ヤフーレなど早い回で先発がノックアウトされて中継ぎに負担がかかり、競った場面では疲労蓄積していた中継ぎが打たれるといった悪循環でした。
たまに先発が好投すると、今度は打撃が封じられて僅差で負ける試合もありました。
ただ、球団新記録の29試合連続無失点となった藤平やセットアッパー西口、さらに西垣はさすがの安定感。一軍に再昇格した泰が短いイニングながら無双。10月には大内、日當、坂井といった高卒2年目の若い投手が好投を見せてくれたのが明るい材料でした。
来季も荘司と古謝のドラ1コンビがローテの柱となると思いますが、HQSして当たり前くらい一皮剥けて欲しいところ。*1

さて、今季最大の誤算は昨季二桁勝利した二人の左腕。早川が左肩手術となったので来季開幕は無理そう。藤井も9月は絶不調だったので、どこか怪我しているんじゃないかと。
ハワードは登板さえすればほぼ好投するも、コンデション不良による離脱が多かったのが残念。来季に向けて、先発の整備が急務ですね。40歳の岸が先発ローテを守るという状況は好ましくないですよ。

戦力編(野手)

主軸の3番黒川、4番ボイトの活躍が目立ちました。終わってみれば2人ともほぼ3割。ボイトは途中加入でチーム最多の13本塁打ですからね。ぜひともチームに残留するように働きかけて欲しい。
あと目立ったのはルーキー宗山かな。投高打低の中でショートを守りつつ打率.260(リーグ13位)は立派だと思います。
ただ、9,10月は全体的に打撃は不調でした。1,2番固定の中島・村林の不調が響き、得点力低下した一番の原因と見ています。本来ならレギュラーであるはずの辰己・小郷も調子を取り戻せずに二軍落ちしました。
5か6番に入ることが多かった浅村は前半より打ちましたが、期待していたほどではなかったです。夏場好調だったフランコは元に戻ってしまったよう。
外野手若手では武藤がなんとか打率.200超え。2021年ドラフト1位の吉野が終盤に出場して初ヒット初打点を記録したのが嬉しかったですね。

今年36歳のベテランについて。鈴木大地は今季レフトの守備までこなして最後まで出場。年々成績と出場試合を落としているものの、まだチームになくてはならない存在ですね。
先に引退を発表した岡島が10/4の西武戦に代打で登場してヒットを打ちました。久しぶりの応援歌の中、観ていて思わず目頭が熱くなりました。
一方で阿部と島内が戦力外。阿部はシーズン序盤に起用されて長打を打つ場面もありましたが、一度不調に陥って降格後は出番ありませんでした。現役続行を希望しているようですが…。
島内は二軍では3割近い成績を残していました。ただ一軍では10打数ノーヒット。毎年安定した成績を残してタイトルホルダーにまでなった選手なのに寂しいばかりです。

今後

来季の監督がどうなるか、いろいろと憶測が飛んでいました。4位確定した頃には三木監督解任するんじゃないか。だったら次は?*2
結局、10/5の報道では石井GMにより三木監督続投が明言されました。個人的には賛成です。
一軍と二軍の入れ替えが昨季とは比べ物にならないくらい積極的でした。
昨季まで二軍で育ててきた若手を多く起用して野手の世代交代を進められました。来季は若い投手の台頭が見られる期待感があります。少なくともあと1年はやらせてみた方がいいでしょう。

残念ながら楽天イーグルスは強い先発陣も爆発的な打撃を持つチームではありません。
まずは足を使い小技でコツコツと地味に攻めていく戦い方としては、三木監督が一番合っているようです。
ただし、先に書いたように先発投手の補強と共に投手コーチはじめバックアップ体制の立て直しは必要と思います。

※追記
今季選手の起用方法で不満だった点。
内野手(阿部、鈴木大、伊藤ゆ)をレフトで起用する
内野がほぼ決まっているので、攻撃重視というのはわかるのですが、やはり守備面でウイークポイントでした。本来なら外野を置きたいところでしょう。シーズン終盤に武藤スタメン、数試合でしたが吉野も起用されました。それからゴンザレスの守備が良くなれば来季はなくなるかな。
・先発から中継ぎへの交代タイミング
7回くらいまで引っ張って失点。あるいは好投していた先発を降ろした直後に失点。
こればかりは結果論でありますし、現場でしか得られない情報もあるでしょう。余計な素人意見ではありますが、投手コーチ含めて運用は改善してもらいたいところですね。

*1:荘司は最後の試合で9回1失点の力投を見せてくれたのが非常に良かった。

*2:憶測記事だけど元西武監督の松井氏の名が挙げられていた。

東北楽天ゴールデンイーグルス 8月振り返り

8/31時点のチーム成績
117試合 56勝59敗2分 勝率.487(4位)
得点370(4位) 失点412(4位) 打率.249(3位) 本塁打56(5位) 盗塁98(1位) 防御率3.27(4位) 失策56(3位)

全体

先月末に勝負の8月と書いたはずが、対戦成績が良かったはずのソフトバンクに3タテ食らうという最悪の出だし。しかし、CS争い相手で3位かつ対戦成績が悪いオリックスには3タテして五分に持ち込むという意外な一週間でした。
このまま3位取りに行けるか思いきや、西武に負け越し。しかしまたオリックスに連勝。
その後、3カード連続負け越しで3位の背中は遠くなり、一度は返したはずの借金が少しずつ増えた状態で最終週、ソフトバンク日本ハム相手の5戦を迎えました。その時点で5位西武とも1.5差になっていて、最悪5位転落も見えていました。
ソフトバンク戦は1勝1敗。そして負けっぱなしだった日本ハム戦、それも相手ホームのエスコンで勝ち越すという奇跡が起きて、なんとかCS争いに生き残った感じでしたね。

月間成績は12勝13敗でした。傾向としては先月に続いて先発が火の車状態。中継ぎの踏ん張りと上り調子の打撃で五分近く戦えているような。
それを示すように平均失点は4.24。平均得点は4.08。6月まで月間本塁打は10本未満だったのが、7,8月は15本ずつ出ています。

戦力編(投手)

極端な話、12球団でも最低レベルな先発投手と平均以上の中継ぎって感じですかね。先発は長い回を任せられない。6回もてばいい方。打ち込まれて2回3回で降板という試合もありました。24日には2年ぶりに則本先発という日もありました。結局ブルペンデーでしたが、序盤の失点が響いて敗戦でしたが。
ちなみに40歳の岸が6勝でチーム最多勝です。
勝ちパターンを担う西口・藤平は非常に安定していますが、僅差で出てくる中継ぎの疲労が心配です。
なお、渡辺翔は手術で離脱。下旬に宋家豪が復帰しました。

戦力編(野手)

全体的に今シーズンで一番得点力が上がっているようです。盗塁が減った代わりに本塁打が増えています。3人の外国人を並べるのではなく、日本人打者を間に挟んでいるのが功を奏しているようで、相手投手はプレッシャーを感じているのではないでしょうか。
1番中島、四番黒川の24歳コンビが好調。村林は疲労が見えたように思えましたが、3割キープ。首位打者争い継続しています。この3人こそが今の日本人主力と言えるでしょう。
ボイトは2か月そこそこで日本の野球に慣れたようで、チーム最多本塁打(8本)の上、すべてが確信弾というのが格好いい。彼の場合、本塁打ばかりでなく四球も選び、広角に打ててタイムリーも出ているのが主砲らしいです。本当は浅村に求めていた役割ですね。ちなみに浅村は二軍で4割近い打率なので、このままだと守備に難があるゴンザレスと交代で再昇格するかな。

フランコは好調を維持しているものの、ランナーいない時に安打かホームラン。チャンスで気負い過ぎて凡退という印象がありますね。それでもシーズン前半よりはよっぽど期待できます。
一時期は3割だった堀内は下降気味。その代わりといってはなんですが、辰己はもうちょっと打撃を上げて欲しい。そうすれば打線に隙がなくなってきます。そういえば二軍で安田が復帰しました。今シーズン中に昇格あるでしょうか?

今後

激しい首位争いをしている日本ハムソフトバンク。その下でオリックス相手にCS争いをしているのが楽天
ただ、8月後半はオリックスの調子が良くなり、8/31時点残り26試合で5差は相当厳しいです。それこそオリックスの大型連敗して楽天が勝ち越しを続けないと。

その楽天には先発復旧が急務であるのは間違いなし。二軍では早川とハワードが登板していました。
今のところ、そこそこ長いイニングを投げられる先発が荘司・古謝、短いイニングなら岸と内*1、投げてみないとわからない藤井と瀧中あたり? ヤフーレは抹消中です。やはり早川とハワードの復活は必須となりますね。
とりあえず今の打線なら、先発がQS(6回3自責点)すれば勝てる見込みが出てくるので。
8月は暑くて行かなかったのですが、9月中旬に仙台で観戦予定です。その頃にはほぼ順位は固まっているでしょうか。
今年もいいところまでいったが結局4位は勘弁です。なにせ4年連続で4位ですから。いい加減、Aクラスに入って欲しい。

*1:本来はロングリリーフを任せたい。

東北楽天ゴールデンイーグルス 7月振り返り

7/31時点のチーム成績
92試合 44勝46敗2分 勝率.489(4位)
得点268(4位) 失点306(4位) 打率.245(4位) 本塁打40(5位) 盗塁88(1位) 防御率3.12(4位) 失策46(4位)

全体

7月初戦を完封勝利で好スタートを切ったものの、日本ハム戦3タテ含む4連敗。その後は2カード連続で2勝1敗と勝ち越しを決め、オリックス戦は1勝1敗(1中止)。そしてまた迎えた日本ハム戦で3タテ食らって4連敗。
しかし、オールスター明けからは西武・ロッテを相手に5連勝。その間、5位から4位に浮上。
日本ハムに叩き落されてから他チームに勝ち越して這い上がるを繰り返してますね。
月間成績としては、11勝10敗で勝ち越し。借金も2まで減りました。
傾向としては先発・中継ぎともに投手陣はあまり良くないですが、代わりに打撃が良くなっています。
平均失点は3.66と先月と変わりませんが、平均得点は先月2.86から今月3.52に上がりました。

戦力編(投手)

先発がかなり苦しんでいますね。エースであるはずの早川が7/4にKOされて抹消。7/1まで負けなし4連勝していたハワード、今季復活を目指していた荘司が抹消。頼りにしたい3人が離脱している中でローテを支えたのが藤井、古謝、瀧中、ヤフーレでした。40歳のベテラン岸が防御率4点台と苦しみながらも7/30に5勝目をあげてチームトップというのが苦しい台所事情を表わしています。ただ、7月最後の試合で久しぶりに登板した荘司が6回途中まで抜群の投球を見せたのが明るい材料です。
先発・リリーフの二役を任されている内ですが、内容を見るとリリーフ一本の方が良さそう。
中継ぎ陣では26試合連続無失点という球団新記録を立てた西口が頼もしいですね。西口は連続登板を回避しているので、その代役セットアッパー藤平がシーズン前半より安定してきた印象。加治屋と西垣は時々打たれることはありますが、勝ちパターンを任されるだけの成績であります。下旬に鈴木翔が復活したのが嬉しかったです。リリーフ左腕がいませんでしたから。
そして則本が守護神として再定着したのが心強い。よく劇場して心臓に悪いですが、いつの間にか15Sでリーグ3位になっていますよ。


戦力編(野手)

主力としては浅村が成績不振により、ついに二軍に落ちました。彼自身、西武初期以来で楽天に来てからは初です。今年の三木監督はチームのために聖域を無くしているのがよくわかりますね。
30代のベテラン野手では代打と1塁守備固めの鈴木大地くらい。その代わりに去年までの出場機会の少なかった中堅若手が躍動しています。
首位打者争いを繰り広げている村林、一番に固定される機会が増えた二年目の中島。交流戦途中から復帰した黒川。同じく怪我から復帰した堀内。この四人が高い打率で引っ張ってくれています。どの試合でも四人のうち二人以上は複数安打を打っている印象があります。
不動のセンター辰己が復調してきたのも大きいです。小郷と小深田も少し調子を取り戻したかのように見えましたが、まだ万全ではありません。

助っ人外国人としてはゴンザレスが成績を落として二軍へ。代わりに昇格したフランコは復帰初日に猛打賞の活躍。彼ももう後がないですよね。
鮮烈なアーチを放ったのがボイト。さすが元MLBホームラン王だけあります。三振もよくするけど四球も取れる。足は遅いですが、陽気だし、チームの力になろうという姿勢が好ましいですね。
6,7月は疲労によるものか調子を落とし、試合に出ない日もあったゴールデンルーキー宗山ですが、オールスターでなにか掴んだのか、オールスター明けから久しぶりのホームラン、安打量産、打点も稼いで大活躍です。
打線の核が去年までの30代から20代へと確実に若返りましたね。

チーム打率だけ見ればAクラスに引けを取らず、7月は二桁安打の日も増えました。ただし、単打が多くて長打が少ないので得点力はまだまだ。そこで助っ人外国人ですが、今までフランコ一人しかいなかったのが三人体制となり、一人か二人が長打を打てればいい。調子を落としたら二軍で調整という運用ができるようになりました。

今後

7月下旬のパリーグ日本ハムソフトバンクが高いレベルで首位争いを繰り広げていました。一方でオリックスと西武の負けが嵩んだ結果、楽天が4位に浮上しました。7/31時点で3位オリックスとも4.5ゲーム差となっています。
諦めかけていたCS進出は8月の成績次第で現実味を帯びてきます。西武ともまだ2差なので1カードの勝敗次第で5位に逆戻りもありえる。勝負の8月となりますね。

あとは二軍からの昇格候補ですかね。野手では吉野がそろそろ。骨折からようやく復帰した安田も近いうちにと思っていたのですが、どこか痛めたのか7月下旬は二人共試合に出ていなかったのが心配です。
疲れが見えてきた感がある中継ぎ投手は二軍から誰か上げて欲しい気がします。二年目の日當や二軍守護神の泰はどうかなぁ。まだ早いか。
なお、ターリーが自由契約になって空いた支配下枠には二軍で抜群の打率を残していた辰見が入りました(再昇格)。育成落ちした今季に活躍していたのは平良も同じでしたが、三木監督が好きそうな俊足の選手が選ばれたのですかね。

東北楽天ゴールデンイーグルス対ソフトバンクホークス(2025年7月11日・楽天モバイルパーク宮城)

交流戦を終えてリーグ戦再開後の楽天イーグルスですが、オリックス戦1勝2敗、ロッテ戦1勝1敗、そして日本ハム戦で3連敗を喫してしまいました。西武戦でようやく勝ち越しました。
そして7/11からの3連戦はソフトバンク。最下位に沈んでいたは過去の話。上昇気流に乗って2位にまで上がり首位日本ハムを伺うほど。楽天からしたら、あっさりと追い越されてとっくに背中が見えなくなっているチームです。
でもなぜか今季の楽天ソフトバンクは相性良くてここまで7勝4敗。2カード続けて勝ち越しを狙えるかと期待していました。

私がチケットを取ったのが11日(金)の試合でした。2年前だったか13連敗?していたほどじゃないですが、どうも金曜日の成績が良くないんですよね。カード頭はエース早川が登板することが多いのですが、相手もエース格を立ててきますので無援護になりやすいためです。
それでもって前日に予告先発を見たら楽天は古謝、相手はモイネロ(試合前時点で7勝1敗。防御率リーグトップ)。この時点で苦戦必至を予想していました。

暑い日が続いた空梅雨の合間なのか、当日は曇りがちで涼しかったです。仙台は最高でも22度ほど。*1


試合前の球場飯は宋家豪の魯肉炒飯(ルーローチャーハン)。今季手術で離脱中ですが、早期復帰を願って。看板見て美味そうだなって思って正解でした。本当に美味かったです。

さて、試合開始です。2年目ドラ1の古謝は一軍登板は約一か月ぶりとのこと。ロッテ戦の完封勝利もありましたが、ここまで2勝2敗で防御率4点台。
去年ソフトバンク戦では好投していたけど、正直投げてみないとわからない不安はありました。

初回を難なく3者凡退に切り抜けた時点で「今日はいけるか」と思いましたね。3者凡退したのは楽天打線も同じで、今日は投手戦になりそうな気配。
2回表は近藤から始まる怖い打順でしたが、無事に切り抜けて裏の攻撃。二者四球によって一死1、2塁のチャンスが訪れます。今日のモイネロは制球が安定していないのか。
ここで今季まだヒットのない入江。これが巧くライト線際に落として見事な先制打! ここで今季初安打が出るとはね。三木監督の起用がこういう形で当たると嬉しいものです。
なおも1、3塁とチャンスが続きます。バッターは堀内。これが1塁線への絶妙なバントで2点目! 一瞬小フライかと思いましたが、いいところに落ちました。

その後は相手ランナーの暴走&センター辰己の好返球で併殺もあったりして無得点のまま進みます。
古謝にとって勝ちの権利がかかる5回に満塁のピンチを迎えます。*2ここで失点するかどうかが試合の分岐点になるところでした。なんとか切り抜けた時は心底ほっとしましたよ。
その裏、辰己のセンター前ヒットでファンブルの間に2塁に進み、村林がタイムリーヒット! 本当に今年の村林はチャンスに強くて打点を稼いでくれますね。

古謝の球数は少なかったのですが、捕まりかけているとベンチが判断したのか。6回からは継投に入りました。
両チームの中継ぎが抑えて3-0のまま進んで最終回を迎えます。リリーフはもちろん則本。
クローザーの演出いいですよね。いろいろありましたが、則本の調子も戻ってきて、最後を任せられるようになっています。

ヒットこそ許しましたが、見事無失点に抑えて完封リレーで勝利! 打線は相手より少ない4安打ながら効率よく得点できたし、投手陣も完璧でした。対照的にソフトバンクは攻守ともに綻びが目立った気がします。何はともあれ、初戦を取れたのは大きかったですよ。


万歳三唱の音頭は入江が務めました。ヒーローインタビューはもちろん3勝目をあげた古謝と先制点を叩き出した入江でした。どっちも落ち着いているというか、おとなしい話しぶりでしたね。

ここまで今季の現地観戦試合は4月(楽パ)、5月(東京ドーム)、6月(郡山)で3連敗。久しぶりの仙台遠征でようやく勝ち試合を観られました。いやぁ、仙台まで来た甲斐がありました。
勝った試合は財布の紐が緩むようで、球場のグッズショップでTシャツ買って帰りました。

*1:試合中に小雨がぱらついたけど、カッパを着るほどじゃなかった。

*2:ただ、2塁ランナーが怪我明けの近藤かつボールが飛んだのがセンター前なので辰己の肩を考えて、無理せず3塁で止めたのは大きかった。

東北楽天ゴールデンイーグルス 6月振り返り

6/30時点のチーム成績

71試合 33勝36敗2分 勝率.478(5位)
得点194(4位) 失点229(4位) 打率.240(3位) 本塁打25(6位) 盗塁68(1位) 防御率2.97(4位) 失策40(4位)

全体

今月は1日のソフトバンク戦、27~29日のオリックス戦を除いて交流戦がメインでした。
交流戦の結果は9勝8敗1分と一つ勝ち越し。ただし、今年はパリーグが強くて上位を完全に占めるという事態となり、パリーグ勢の中で楽天イーグルスは6位だったため、上との差を縮めることは叶わず。
月間成績は11勝10敗1分とかろうじて勝ち越して借金を5月末の4から3に減らすことはできましたが、4位との差は4ゲームと苦しい状況が続いています。

得失点でいうと、63得点・77失点。一試合平均では2.86得点に対し、3.5失点。交流戦での防御率は2.62と良かったのですが、下旬のオリックス戦で10失点と7失点したのもあって悪化しましたね。
得点力は前半まで苦しかったですが、後半から良くなりました。月平均で見ても5月の2.65から少しだけ上がっています。理由の一つとしてゴンザレス加入が大きいのは言うまでもないでしょう。

巻き返しを図って臨んだ交流戦も前半3カード連続で負け越し。先発投手が踏ん張り切れず、野手は点が取れずの試合が続きました。
12日にようやく連敗が4でストップ。その試合で7回無失点の好投をした岸投手がヒーローインタビューにて発した「こんなもんじゃないぞ、イーグルス」。*1
チーム最年長投手の言葉に感動した楽天ファンは多かったと思いましたが、選手も発奮したようです。
なんとその日から二度のサヨナラ勝ち含む7連勝。そのうち三度は延長にもつれこみましたが、投打ともに粘り強さを発揮したように思えます。
おかげで交流戦最下位まで落ちていたのがトップ3にまで上がり、借金返済まで成し遂げました。
しかし、最後の広島戦、そしてリーグ戦再開後のオリックス戦で負け越したのが痛かったです。上位との差も縮められませんでした。

戦力編(投手)

先発は安定しそうで、なかなか安定していませんね。
勝ち頭が岸(4勝)ですが、40歳なのであまり無理はさせられない。無援護に苦しんでいた早川がようやく2勝目を手にしたと思ったら、27日に打ち込まれてKO。一方で6月最後の試合では藤井がらしさを取り戻して3勝目。
期待のハワードと荘司は好投していましたが、現在抹消中。*2 7日に緊急登板した2年目大内が4回好投見せるも、まだ2軍で経験が必要。
中継ぎ勝ちパターンは24試合連続無失点中の西口、様々な場面での登板を経て守護神復帰した則本が安定。加治屋、渡辺翔、西垣あたりもよくやっている方でしょう。
課題は同点またはビハインドで登板するリリーフがどれだけ抑えられるか。酒居・宋に加えて鈴木翔も離脱している中、安定しているとはちょっと言い難い今野や藤平の他、新人に頼らざるを得ません。
そんな中、内の扱いが疑問ですね。先発やったと思ったら同じ週にリリーフでも登板。どっちかに絞った方が良さそうな気がするんですけどね。

戦力編(野手)

6月になってからスタメンは30代ベテランから20代中堅若手へと切替が進んでいる印象です。
阿部は二軍へ。鈴木大地は代打か内野守備固め。浅村は3番固定となって、ゴンザレスと共に主軸を形成しますが、外れる試合も出てきました。浅村は打撃の調子が上がると死球を受け、しばらく調子を落とすの繰り返していましたし、まずい守備で負けた試合もありました。今季は連続出場にこだわらなくなりましたね。

ともかく一軍昇格して3試合目で初安打初ホームラン。さらに10試合連続安打のゴンザレスが頼もしい。四球は少ないものの、意外にボール球に手を出さない。広角に鋭い打球を飛ばします。内角が弱点で併殺になりやすいのが課題くらいか。

今のところ打線の中心は打率リーグ2位を維持している村林。驚異の得点圏打率(トップの.389)です。
辰己が守備だけでなく、打撃がようやく上がってきました。中島は打率.270近辺と頑張っています。宗山も含めて下位打線で作ったチャンスを村林が返す流れが出来ていますね。
代打とスタメン半々ですが、渡辺佳明も3割維持(二度のサヨナラ打)。さらに交流戦では昇格した黒川も頑張っていて、ようやく一軍定着できそうな気配です。

その反面、やや期待外れは小深田。守備範囲の広さと出塁率(.319)、盗塁(リーグトップの21)で貢献しているので、なかなか三木監督も外せないんでしょう。ただ、打率は.225と低迷。チャンスが回ってきても打てる気配がありません。
大きく期待外れは小郷。交流戦でホームランや猛打賞の試合もあってなど復調するかと思われましたが、やはり上がってきません。守備固めと代走なら武藤もいますし、一度二軍で調整してきた方がいいんじゃないですかね。

今後

目玉としてはゴンザレスに続いて獲得したルーク・ボイト。新型コロナの短縮シーズンですがMBL本塁打王を取ったという実力者。ただ今季はメキシコでプレイしていたようです。
34歳と盛りは過ぎているようですし、ポジションはファーストかDHとなるでしょう。特徴としてパワーはあるけど選球眼はいいらしい。年齢も近いですし浅村がもう一人増えるような。
長距離を期待できるバッターは実質浅村一人だった今季。打点を稼げそうな打者がゴンザレス含めて3人になったと思うと心強いですね。うまく日本の野球に適応できるかどうかですが。
とにかく、投打ともに平均を下回る今の状態では上に行くのは厳しいですが、上がり目は見えてきそうな気がします。交流戦後半に見せたような連勝をしないと上位に食い込めない。

三木監督はよくやっていると思うが、いろいろとついていない。期待していた選手の故障と不調が多すぎる印象。そんな中で若手も抜擢して選手をやりくりしているかな。
ただ、今年は外国人戦力が加入してきましたし、故障者不調者が徐々に戻ってくるであろう夏場が勝負となりますね。
上位4チームに追いつき追い越すのを期待しています。

*1:その後、メッセージ入りタオルのグッズ化が決定。

*2:ハワードは7/1登板予定とのこと。

東北楽天ゴールデンイーグルス対DeNA横浜ベイスターズ(2025年6月5日・ヨーク開成山スタジアム)

交流戦は普段とは違うリーグのチームとの対戦ということで、プロ野球ファンとしては新鮮で楽しみがあります。
現在は3試合ずつ6カードが組まれて約一か月。短期決戦の連続だと表現されていた方もいました。
リーグ順位というかゲーム差には直接関係しないけど、下位に沈んでいるチームはここで勝ち越すと後半に向けてチームの浮上の鍵になりえる。去年最大借金8を抱えて5位であった楽天イーグルスは13勝5敗で見事優勝し、借金返済を果たしました。

さて、私は交流戦を現地観戦したことは一度もなかったですが、今年の東北6県開催試合では郡山市福島県)でも開催されると知り、木曜なので悩んだのですが行くことに決めました。
普通列車で行く場合、JR宇都宮線黒磯駅まで行って、東北本線に乗り換えて新白河駅が一つ目の終点。二番目の終点が郡山駅*1 移動距離・交通費ともに仙台に比べると2/3程度で済みます。のぼり最終の新幹線も仙台なら21時台ですが、郡山なら22時台まであるので、9回まで観て日帰りで帰ってくれる可能性が高い。

事前に調べたら郡山駅からのアクセスはバスで約10分。帰りは駅直行のシャトルバスを運用するとのことでした。直線距離にして約3km。徒歩なら30分くらいでしょうか。仙台駅から楽天モバイルパーク宮城よりは距離があります。帰りのバスが混み過ぎて乗れないよなら、歩くのも考えていました。

普通列車を乗り継いで郡山駅に到着後、バスに乗って17時過ぎに到着。スタジアム前では協賛ブースや露店、キッチンカーがあって、大勢の人たちで賑わっていました。
天気は快晴で、地元を出る時は30度近くの暑さでしたが、郡山は最高23度と過ごしやすい気候でした。
私はクラブイーグルス特典のユニフォーム(鈴木大地)を着用、小郷選手のタオルを持参、現地で辰己選手のタオルを購入しました。もっとも当日のスタメンに3人とも並んでいませんでしたが。

これは入場してすぐのバックネット裏。ここなら雨だろうが真夏の直射日光だろうが屋根があって遮られるのがいいですね。

申し込んだ時点で3塁側内野席はほとんど埋まっていて、5/15の東京ドームと同じく1塁側内野席にしました。
いつもの電子チケット違い、紙チケット。

試合前の様子。


赤系の色に染まった3塁側と違い、1塁側はベイスターズファンもかなりの割合でいましたね。仙台より関東に近いだけあって、来やすいからかもしれない。

セレモニアルピッチで登場したのは地元出身の女優・箭内夢菜(やない・ゆめな)。キャッチャーを球団アンバサダーの銀次、バッターは福島県出身の元DeNA監督である中畑清氏。審判役を元楽天監督の梨田昌孝氏。
写真ではかなり遠いのですが、あまりに豪華な面子だったので、ここだけは近くで見たかったなぁ。

本日の先発は瀧中瞭太。試合前まで2勝3敗で防御率は3点台前半。相手先発はケイ。4勝2敗。防御率1点台(セリーグ1位)。苦戦を予想されました。

ただ、交流戦最初のカードで防御率1点台の表ローテ投手を並べてきたDeNAに対し、楽天打線は2試合とも3点は取って1勝1敗に持ち込んでいます。
DeNA打線は強力ですが、全員が常に調子いいわけじゃない。瀧中が粘り強く投げてHQS*2してくれればと願っていました。

試合結果はご存じの通り、0-5で完敗と言っていいでしょう。2回表に立て続けの失点が痛すぎました。こういう時は守備の乱れも絡むんですよね。瀧中は3回以降は立ち直っただけにもったいなかった。
むしろ散発3安打と打線が沈黙したのが敗因。観ていて相手投手は抜群でしたよ。楽天の打者は空振りが目立ちました。

7回裏に相手守備の乱れで二死2,3塁のチャンスを掴みます。告げられた代打は伊藤 裕季也。ここが一番の盛り上がりでした。5/31のようなタイムリーを期待していたものの、サードゴロで凡退。
結局、9回表に2点追加されて、裏はリリーフにも抑えられて完封リレーを喫してしまいました。
楽天ファンとしては、見どころがなさすぎる試合。花火が見られたのが慰めでしょうか。
慌てて撮ったので照明が近いせいで不鮮明ですが。


バズーカタイムの様子。近くに飛んできませんでした。

5回表かな? 日が落ちてナイターらしくなった時間帯。

4回か5回裏。浅村選手が2000試合出場を達成しました。そんな試合だからこそ、勝ちを添えて欲しかった。

スタジアムの印象としては、グラウンドはきれいでいい球場だと思いましたね。観戦中は外野両翼が狭い気がして、これはホームランが出るかと思っていました。実際にあわやホームランかと思えるあたりが何本もありましたし(ほぼDeNA打線)。
位置の関係でそう見えただけで、本当にフェンスまで届いたのが1本だけ。ホームランは0でした。
ただ、ファールゾーンが狭いせいか、1塁付近の選手に声を届きそうなくらいグラウンドが近く感じられました。

そして地方球場あるあるなのかもしれませんが、座席が狭い! 男性が並ぶと肩が触れます。荷物の置き場にも困りましたし、飲み物をかける場所もありません。
席が狭いということは、出入りの際に立つ人が多く、席の間の通路で立たれる度に視界が妨げられるのがちょっと嫌でした。
席の裏側の通路も狭くて階段の上り下り含めて移動が面倒だったので、開始してからはトイレに行ったのは1回だけ。

帰りの混雑を考えたら21時45分くらいまでに出られたらと思っていました。試合自体は早く進み、21時過ぎに9回表で2点追加された時点で席を立ちました。
帰りの新幹線の時間には余裕あったのは良かったのですけどね。
交流戦初カードは1勝2敗の負け越し。次は巨人戦ですね。去年は3タテしましたが、今年はどうなるでしょうか。やっぱり小郷・辰己が復活しないと得点力が厳しいです。

*1:仙台に行くならその後に福島、白石と乗り継ぐ。

*2:ハイクオリティスタート。7回を2失点以内。