東北楽天ゴールデンイーグルス 6月振り返り

6/30時点のチーム成績

71試合 33勝36敗2分 勝率.478(5位)
得点194(4位) 失点229(4位) 打率.240(3位) 本塁打25(6位) 盗塁68(1位) 防御率2.97(4位) 失策40(4位)

全体

今月は1日のソフトバンク戦、27~29日のオリックス戦を除いて交流戦がメインでした。
交流戦の結果は9勝8敗1分と一つ勝ち越し。ただし、今年はパリーグが強くて上位を完全に占めるという事態となり、パリーグ勢の中で楽天イーグルスは6位だったため、上との差を縮めることは叶わず。
月間成績は11勝10敗1分とかろうじて勝ち越して借金を5月末の4から3に減らすことはできましたが、4位との差は4ゲームと苦しい状況が続いています。

得失点でいうと、63得点・77失点。一試合平均では2.86得点に対し、3.5失点。交流戦での防御率は2.62と良かったのですが、下旬のオリックス戦で10失点と7失点したのもあって悪化しましたね。
得点力は前半まで苦しかったですが、後半から良くなりました。月平均で見ても5月の2.65から少しだけ上がっています。理由の一つとしてゴンザレス加入が大きいのは言うまでもないでしょう。

巻き返しを図って臨んだ交流戦も前半3カード連続で負け越し。先発投手が踏ん張り切れず、野手は点が取れずの試合が続きました。
12日にようやく連敗が4でストップ。その試合で7回無失点の好投をした岸投手がヒーローインタビューにて発した「こんなもんじゃないぞ、イーグルス」。*1
チーム最年長投手の言葉に感動した楽天ファンは多かったと思いましたが、選手も発奮したようです。
なんとその日から二度のサヨナラ勝ち含む7連勝。そのうち三度は延長にもつれこみましたが、投打ともに粘り強さを発揮したように思えます。
おかげで交流戦最下位まで落ちていたのがトップ3にまで上がり、借金返済まで成し遂げました。
しかし、最後の広島戦、そしてリーグ戦再開後のオリックス戦で負け越したのが痛かったです。上位との差も縮められませんでした。

戦力編(投手)

先発は安定しそうで、なかなか安定していませんね。
勝ち頭が岸(4勝)ですが、40歳なのであまり無理はさせられない。無援護に苦しんでいた早川がようやく2勝目を手にしたと思ったら、27日に打ち込まれてKO。一方で6月最後の試合では藤井がらしさを取り戻して3勝目。
期待のハワードと荘司は好投していましたが、現在抹消中。*2 7日に緊急登板した2年目大内が4回好投見せるも、まだ2軍で経験が必要。
中継ぎ勝ちパターンは24試合連続無失点中の西口、様々な場面での登板を経て守護神復帰した則本が安定。加治屋、渡辺翔、西垣あたりもよくやっている方でしょう。
課題は同点またはビハインドで登板するリリーフがどれだけ抑えられるか。酒居・宋に加えて鈴木翔も離脱している中、安定しているとはちょっと言い難い今野や藤平の他、新人に頼らざるを得ません。
そんな中、内の扱いが疑問ですね。先発やったと思ったら同じ週にリリーフでも登板。どっちかに絞った方が良さそうな気がするんですけどね。

戦力編(野手)

6月になってからスタメンは30代ベテランから20代中堅若手へと切替が進んでいる印象です。
阿部は二軍へ。鈴木大地は代打か内野守備固め。浅村は3番固定となって、ゴンザレスと共に主軸を形成しますが、外れる試合も出てきました。浅村は打撃の調子が上がると死球を受け、しばらく調子を落とすの繰り返していましたし、まずい守備で負けた試合もありました。今季は連続出場にこだわらなくなりましたね。

ともかく一軍昇格して3試合目で初安打初ホームラン。さらに10試合連続安打のゴンザレスが頼もしい。四球は少ないものの、意外にボール球に手を出さない。広角に鋭い打球を飛ばします。内角が弱点で併殺になりやすいのが課題くらいか。

今のところ打線の中心は打率リーグ2位を維持している村林。驚異の得点圏打率(トップの.389)です。
辰己が守備だけでなく、打撃がようやく上がってきました。中島は打率.270近辺と頑張っています。宗山も含めて下位打線で作ったチャンスを村林が返す流れが出来ていますね。
代打とスタメン半々ですが、渡辺佳明も3割維持(二度のサヨナラ打)。さらに交流戦では昇格した黒川も頑張っていて、ようやく一軍定着できそうな気配です。

その反面、やや期待外れは小深田。守備範囲の広さと出塁率(.319)、盗塁(リーグトップの21)で貢献しているので、なかなか三木監督も外せないんでしょう。ただ、打率は.225と低迷。チャンスが回ってきても打てる気配がありません。
大きく期待外れは小郷。交流戦でホームランや猛打賞の試合もあってなど復調するかと思われましたが、やはり上がってきません。守備固めと代走なら武藤もいますし、一度二軍で調整してきた方がいいんじゃないですかね。

今後

目玉としてはゴンザレスに続いて獲得したルーク・ボイト。新型コロナの短縮シーズンですがMBL本塁打王を取ったという実力者。ただ今季はメキシコでプレイしていたようです。
34歳と盛りは過ぎているようですし、ポジションはファーストかDHとなるでしょう。特徴としてパワーはあるけど選球眼はいいらしい。年齢も近いですし浅村がもう一人増えるような。
長距離を期待できるバッターは実質浅村一人だった今季。打点を稼げそうな打者がゴンザレス含めて3人になったと思うと心強いですね。うまく日本の野球に適応できるかどうかですが。
とにかく、投打ともに平均を下回る今の状態では上に行くのは厳しいですが、上がり目は見えてきそうな気がします。交流戦後半に見せたような連勝をしないと上位に食い込めない。

三木監督はよくやっていると思うが、いろいろとついていない。期待していた選手の故障と不調が多すぎる印象。そんな中で若手も抜擢して選手をやりくりしているかな。
ただ、今年は外国人戦力が加入してきましたし、故障者不調者が徐々に戻ってくるであろう夏場が勝負となりますね。
上位4チームに追いつき追い越すのを期待しています。

*1:その後、メッセージ入りタオルのグッズ化が決定。

*2:ハワードは7/1登板予定とのこと。