楽天イーグルス対オリックスバファローズ(2022年5月20日・楽天生命パーク宮城)観戦&仙台半日観光

※今回の記事は長めです。

去年、初めて楽天生命パーク宮城で観戦した記事を書きました。
https://goldwell.hatenablog.com/entry/2021/10/17/181510
2021年シーズンの楽天イーグルスクライマックスシリーズでも敗退し、結局3位に終りましたね。
イーグルスは春先の好調から一転して後半で失速すると毎年のように取りざたされています。
2022年シーズンもオープン戦から引き続き3,4月は好調。ゴールデンウイークを通して球団新記録の11連勝まで達成。相変わらず春は調子いいなぁ。でも夏になったら失速するんじゃないか。そんな思いも捨てきれませんでした。
でも去年と違うのは西川選手の加入によって一番が固定されたこと。新規加入の外国人助っ人のうち、右の大砲として期待していたギッテンス選手は最初の試合で怪我で離脱*1しましたが、マルモレホス選手はいいところで打ってくれているので、成績より良い印象があります。左打者なのに左投手に強いのも〇。
ただ、連勝ストップ後してから4連敗を含めてカード負け越しが続いています。2位ソフトバンクがいまひとつ勝ち切れていないので、なんとか首位はキープしていますが。

とにかく、セパ交流戦直前のオリックス3連戦のホーム試合初戦を観戦することに決めました。ドームと違って天気が気になりますから、梅雨に入る前に行きたかったのです。
試合前までイーグルスは対オリックス6連勝中。もっとも圧倒しているわけではなく、僅差の試合の方が多いです。昨シーズンのリーグ覇者のオリックスも今季はBクラスに甘んじていて、投手陣は相変わらず安定していますが、野手に離脱者が多いあたりが影響しているのでしょう。

【一日目】

当日の天候は幸いなことに晴れ予報であると安心。今回も埼玉から普通列車を乗り継ぎ、長い時間かけて仙台まで行きました。乗り継ぎ時間諸々合わせて約8時間。お尻が痛くなりました(笑)
去年行った時のように早い展開で3時間程度で終れば最終の新幹線に間に合うでしょうが、今季は延長が復活して最長12回まであります。だから一泊予定にしました。
前は3塁側内野席でも前の方でしたが、今回は少し奮発してバックネット裏の中間くらい席です。やや距離はありますが、球場全体を見渡せるので試合状況を見るにはちょうど良い位置でした。

本日の先発は瀧中投手。2年目の昨シーズンは二桁勝利を達成。今季も防御率2点台で内容自体は悪くないのですが、勝ち星に恵まれていません。相手先発は田嶋投手。イーグルスが苦手とする左腕ですが、過去2試合では勝っています。内容は良いのに白星に恵まれない投手同士の投げ合いとなりました。

ちなみにこの日はFan's MATCHということで、イーグルスの選手は紺色のFan'sユニフォームを着用していました。オリックスのビジターユニフォームも紺色に近いので、フィールド上ではどっちのチームかわかりづらいという難点があったり。

試合は序盤から点が入らず進みます。イーグルスは初回に二死2,3塁のチャンスを得るもあえなく凡退。オリックスも2回表に二死2,3塁としましたが瀧中投手が踏ん張りました。
イーグルスは2回裏にも無死1,2塁とチャンスメークしますが、後続が凡退。早くも残塁祭りになりそうな予感がします。
その予感は悪い形で的中。3回表ツーアウトまでこぎつけたところで大城選手に一発を浴びてしまいました。まだソロだったから幸いといえましょうか。
中盤に入り、4回裏に四球・ヒット・死球で無死満塁という絶好のチャンスが訪れます。
外野フライ、悪くてもゲッツ―で同点。ワンヒットで逆転と期待するのは当たり前ですよね。まさか1点も入らないとは思いませんよね……。
なんと後続は浅いフライ、三振、ファーストゴロで無得点。観客席は重い溜息に包まれました。

後から思えば、3連戦通じて打撃絶不調で決定力不足(ヒットや四死球は出るが点に結びつかない)にすでに陥っていたとしか思えません。
6回までに瀧中投手が失ったのはソロホームランの1点のみ。QS(クオリティスタート)達成で、充分褒められるべき内容でした。中継ぎ陣も0点に抑えていました。
今季調子が悪くて失点を重ねていた西口投手が7回を完璧に抑えたのが嬉しかったです。

問題はやはり打撃陣ですね。両チーム同じ8安打でしたし、四球は選べる。なのにホームが遠い。こういう時にソロでもいいから主軸の一発が出れば嫌な雰囲気を振り払えるのに。
結局、0-1の敗戦。なんとも悔しい結果となりました。
前回観戦した時にはホームランを打ってくれた島内選手も2安打したものの、点に絡むことはなく。

私が観戦した時はどちらも瀧中投手が粘り強く投げるも、相手先発投手の方が上回り(イーグルスも打てず)惜敗する流れ。せっかく観戦するからには目の前で勝利を見届けて、ヒーローインタビューを見たいですよ。わざわざ遠くから来ているんですから。

そんなわけで悔しい結果となりましたが、バックネット裏での簡単な感想です。
テレビ中継とは逆方向でピッチャーが一球一球投げる様子が新鮮。もちろんキャッチャー・球審の背後ですが、打者の動きがよくわかります。内野に打球が飛んだ際の動きも一目瞭然。クリーンヒットの時はバットの芯に当たる音がよく響きました。
これが外野フライがどこまで飛ぶのか目で追うのは難しいです。特に薄暮の時間帯ではでは本当に球が消えます。風もある中で捕れる外野手はすごい。
あと、高い位置までネットが張られているので、基本的にファウルボールは落ちてきません。まぁ、人気があるので満員状態です。人数制限が撤廃されて2万人近くが来場したのでかなり賑やかでした。

去年観戦した時は新幹線の時間があったので、どこにも寄らずにシャトルバスに乗って帰りましたが、今回は余裕があったのでイーグルスショップに寄ることにしました。
実は今年からチームイーグルス(ライトグレード)に加入したこともあり、来場プレゼントをいろいろともらっていたんですよね。
ヒーロータオル(ランダム)は太田光捕手でした。今日は出場しなかったので出番なし。
さらにチームイーグルスの応援バット。すでに一組購入してあるので、いつか妻と一緒に観戦する時に使いたい。
そしてFan's MATCHの日限定のビニールバッグ。リュックに入りきらなくなってきた応援グッズを入れるのに最適でした。さらにチームイーグルスのガラポンで当たったタオル。

ショップではマイヒーローである島内選手のユニフォームを買ってしまいました。次回はこれを着て応援します!

スタジアムで食べた唐揚げが大きくてあまりお腹が減らなかったので、夕飯は軽くマックで済ませてその晩は広瀬通駅近くのカプセルホテルに泊まりました。

【二日目】

学生時代は北は函館、南は高知まで電車で一人旅した私ですが、結婚してから仕事を除いて泊りがけの一人旅は初めて。
仙台まで来たところでどこに行くか。歴史好きでかつてあちこちの城にも行ったので、まず浮かんだのは仙台城(またの名を青葉城)でした。
仙台観光情報サイト 仙台城跡
独眼竜政宗こと、仙台初代藩主・伊達政宗が築いた平山城として有名です。もともと天守は存在せず、本丸御殿が代わりとなっていましたが、跡地が残っているだけで現存はしていません。
仙台駅からは地下鉄東西線の国際センター駅で下車徒歩10分くらいで仙台城址へのスタート地点に行けます。

本丸御殿跡まで徒歩では二つのルートがありますが、今年3月の地震の影響で大手門ルートは封鎖中。巽門ルートからしか行けません。

巽門ルートは築城当時からの防衛を意識した作りなので、カーブが続く上り坂で傾斜がきついです。時間的には15分ほどでしたが、晴れて暑かったので汗だくになって登りました。



本丸が近づいてくると、立派な石垣がそびえたっているのが目を引きました。


一部地震で崩れています。

本丸御殿跡まで登れば見晴らし良く、仙台の街並みがよく見えました。広瀬川が内堀の役目をはたしていたのだとわかります。


こちらは本丸大広間跡の遺構。

無料で入れる見聞館は小さいですが、資料がわかりやすくまとめてありました。

敷地内に馬上の政宗像が立っているのですが、これも地震で損壊したために覆われて目にすることはできませんでした。

すぐ近くに青葉城本丸会館(https://honmarukaikan.com/)があって、フードコートやお土産売り場など充実した施設となっています。*2
せっかくなので青葉城資料展示館に入ってみました。

有料(大人700円)だけあって、見聞館よりも資料が充実していましたね。CGシアターで伊達政宗と在りし日の仙台城の物語が観られました。ナレーターが若本規夫であったことに驚きましたよ。

1時間半ほど仙台城址を堪能した後は地下鉄東西線に乗って仙台駅に戻りました。元気があれば違う場所を見ても良かったのですが、在宅勤務が2年以上続いていて運動不足だったこともあり、足が疲れてしまいました。
あとは食事。せっかくなので牛タン料理を食べたい。でもどこに行けばいいのか。とにかく駅付近よりも繁華街がいいかなぁと出てみた先のパルコで牛たん炭焼 利久を見つけました。

牛タン定食1800円(税別)。仙台に来て一番豪勢な食事でした。そのへんの焼き肉屋で出るような牛タンとは厚みが違いますね。

実は当日券を購入してまた観戦するか、ちょっと迷ったんですよね。予告先発楽天:早川、オリックス:山本。手に汗を握る投手戦が予想されました。
ただ、帰りも普通電車を予定していたので、最後まで観たらかなり遅くなると思って諦めました。その代りに電車内でスポーツナビのアプリで経過を見ていたのですが……0-6の惨敗だったので観なくて良かったのかもしれないです。

結局、楽天イーグルスオリックス3連敗で終わりました。石井監督のコメントにあった通りチーム状態はかなり悪いようですが、交流戦をきっかけに持ち直して欲しいものですね。まだ息切れするには早すぎますから。

*1:去年のカスティーヨの悪夢再来かと。

*2:新型コロナウィルス流行につき、フードコートは休止中。