卒業式

小学校の卒業式ということで、休暇を取って出席してきました。
実は三日ほど前から娘は高熱を発して、出席が危ぶまれていたのです。
ましてや娘は卒業生の歌の伴奏を担当しており、もしもインフルエンザで欠席となったら今までの練習が無駄になってしまう。*1
ふと、2年前のことが頭によぎってしまいます。
「残念な結末」(2014/02/18)
実は去年も2月になって熱を発したことがあって、その際も「もしや?」と思って医者に行って検査したら陰性だったこともありました。
「ピアノは一番」(2015/02/15)
まだ去年は2月で余裕があったのですが、今度は直前といってもいい時期。
38度台の熱が出た後に一旦下がって、翌日最高39度台の高い熱になって学校を休みました。
これはさすがにインフルエンザの可能性が高いかと半ば諦めていたのですが、医者に行った際の診断では通常の風邪であったこと、もらった薬を飲んでいたら夜には熱が下がったのでなんとか式に出られたという次第です。


当日、卒業生は中学の制服を着て出席します。
男子の学ランに対して、女子は地味なブレザーで、当の本人らにとってはダサいと不評だとか。
小学生といえども女子は早くからオシャレさんですからね。今まで自由に選べた私服と比べると確かに地味かもしれない。
だけど卒業式が始まって入場してくる彼らを見ると、ちょっと大人っぽく見えるから不思議。
そして娘ですが、多少顔色が悪く見え、最後までちゃんと持つかちょっと気にかかりました。


9時からの式は厳粛に進みました。
生徒数が少ない関係で卒業証書授与はあっという間に終わった感じがします。
そして校長先生の話はともかく、来賓の祝辞三連発はさすがに長かった・・・。
というのも式が行われた体育館の中が非常に寒かったからです。
当日は天気も悪くて風が冷たく、気温が全然上がらない日だったのでなおさらでした。


そして祝辞紹介も終わって、卒業生と在校生による「別れの言葉」。
「僕たちはー」
「私たちはー」
「「今日○○小学校を卒業します!」」
みたいな感じで始まる、一人一語ずつ繋いでいって、小学校の思い出や感謝の言葉などを述べるやつです。
私自身も経験あります。


その卒業生側の「別れの言葉」が終わりに近づく頃、歌が始まります。
娘の伴奏はスムーズに進み、最後まで見事に演奏しきることができました!
体調不良で集中が崩れたりしないかと心配していたのですが、ここでも本番に強いところを発揮できたのが喜ばしいです。
毎日練習を重ねてきたことも大きいのでしょう。
事前に聞いたところでは、去年までの卒業式での伴奏は練習ではきちんと弾けていたのに、本番になるとボロボロになってしまうジンクスがあったそうで、だったら今年はそのジンクスを破れるように頑張ろうと発破をかけたことがあります。
まして体調も良くなかったであろうに、見事それに応えてくれたのがすごいと思います。


そんなわけで無事卒業式も終わりました。
本人はまだ卒業した実感が湧かないそうですが、まぁそんなものかもしれませんね。
引っ越しのために別の中学に行くことになった一人を除いて、ほぼ全員が同じ中学にそのまま繰り上がって進学するのもあるでしょう。
中学に通い始めて新しい生活に馴染んでいく中で、過ぎ去りし小学校生活を懐かしく思うようになるのではないでしょうか。


それにしても、あんなに小さかった娘がピカピカの真新しいランドセル背負って入学した日のことを思い出し、小学校の6年間を通じて身も心も成長したことを思うと、親としては感慨深いです。
とにかく、うちとしては無事に卒業式に出られて、伴奏を上手に弾けたことが一番の安心材料だったのですけどね。

*1:娘が出られない場合は先生が代役で弾くか、CDを流すことになるらしい