大人だけどポケモンを始めてみたんだが

goldwell2014-07-06

※本記事は子どもに影響されてゲームを始めてまだ3年ほどの実績も知識も浅い人間が書いているので、つっこみどころが多くともご容赦のほどを。あと長いです。


初めてのポケットモンスターのゲーム(ブラック)をプレイし始めた3年前、こんな記事を書いていましたねぇ。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20110210/1297345788
ポケモンの真髄は対人戦にあると言います。
けれどもブラック2まではストーリーをクリアした後は、ポケモンをある程度まで育てるところで満足してました。
まぁ隠しアイテム・隠れポケモンを見つけてゲットするとか、標準ルール(レベル50合わせの3対3。伝説・幻ポケモン参加不可。重複アイテム無し)でのゲーム内バトル(バトルサブウエイ)など、クリア後もそれなりの楽しみがありましたしね。
私自身、リアルで交換・バトルができるのは娘とその友達くらい。つまり小学生のみなので本気でバトルなんぞできません。
リアルでバトルできる知り合いがいなくても、ネット上で対戦ができるらしいのは知っていたのですが、そこに挑む度胸はありませんでした。
毎日何時間もプレイして全てのポケモンの特徴や戦術を知り尽くした猛者たちが集う恐ろしい場所なのではないかと(笑)
ネットで調べてみると、ポケモンごとに対人戦を意識した育成方法*1が細かく載っているのですが、すでにその時点で飛び交っている略語・専門用語からしてチンプンカンプンでしたからね。


それが3DS専用のX・Yになって通信機能が変わって、なんか通信対戦・交換のハードルが一気に低くなったのですね。
自動的にランダムに交換相手を探してくれるミラクル交換、それに欲しいポケモン(ただし自分の図鑑登録しているものに限る)を指定して交換できるGTSが便利。
対戦もすれ違った人と気軽に申し込むことができます(ルールは選べる)。
言語に関係なく外国人とも交換・対戦できるのはすごいですね。まぁポケモンの名前があちらの言語になっているんでわかりづらいですけど。
一方、積極的に対戦したい人向けにバトルスポットという機能でレーティング(標準ルール)とフリーバトルがあります。
何でもありのフリーバトルは経験ないので省略し、ここではレーティングバトルでの経験(シングルのみ)を書きます。
※レーティングバトルでは最初に1500のレートが設定され、勝てばレートが上がり、負ければレートが下がる。参加した時になるべくレートが近い人と組み合わされるので、レートが上がれば上がるほど強い人と当たることになる。ちなみにネット上で会員登録が必要。
詳しくはこちら→ポケモングローバルリンク ランダムマッチの基本的なルール
殿堂入り(シナリオクリア)後、すれ違った人とのバトルを数回経験後、初めてレーティングバトルに挑んでみたところ、見事にボロ負け。
確かシーズン2の時期で、6戦して4敗。2回まぐれで勝ちました。
まだこの時期はシナリオクリア時のポケモンが主力であり、本当に対人戦用に育成したポケモンではありませんでした。


そこから対人戦を想定して、卵孵化*2から厳選・育成する必要性を痛感。
育成方法についてもいろいろ調べてみることにしました。
ポケモンがレベルアップする際に計算されるステータスには性格と努力値(基礎値とも)が影響することは前の記事でも書きました(以前のシリーズでは目に見えなかったが、X・Yで可視化された)。
それだけでなく、個々のポケモンが持つ個体値が重要であり、まずはそれぞれの能力において高い個体値を持つポケモンを生み出すことが強いポケモンを育てる前提になります。
育成の要素を書き出すとこんなにあります。いや〜、考えてみれば実に面倒なことですねぇ。

  • 種族値ポケモンの種族ごとに決まっている能力。一般に合計が高い方が優秀ではある。合計値によって600族とか言い方がある。伝説・幻に区別される貴重なポケモンはこれが高すぎるので、標準ルールでは参加させられない。

例)ライチュウピカチュウの進化系)…HP60 攻撃90 防御55 特攻90 特防80 素早さ110 合計485

  • 技…種族によってレベルアップで覚える技、技マシン(ゲーム内のアイテム)で覚えさせられる技が決まっている。また遺伝(後述)やイベントでしか覚えられない特別な技があったりする。
  • 特性…種族ごとに持つ1〜2の特性に加えてある条件でしか出ない隠れ特性夢特性)がある。特性によって育成やバトルの方針がある程度立てられると言ってもいい。

例)ライチュウ
せいでんき:直接攻撃を受けると、30%の確率で相手を『まひ』状態にする。/『でんき』タイプの野生のポケモンと出会いやすくなる。
ひらいしん隠れ特性):『でんき』タイプの技を受けるとダメージが無効化され、逆に『とくこう』ランクが1段階上がる。またダブルバトルトリプルバトルの時、自分以外の全てのポケモンの『でんき』タイプの技の攻撃対象が自分になる。

  • 性格…それによって攻撃・防御・特攻・特防・素早さのステータスの伸び(プラスマイナス)に影響ある。影響が無い性格も有り。

例)いじっぱり:攻撃1.1/特攻0.9/他1.0。おくびょう:攻撃0.9/素早さ1.1/他1.0。すなお:全て1.0

  • 努力値(基礎値)…各種族ごとに持っていて、バトルで勝ったり捕まえると得られる。アイテムで増やすことも可能。レベルアップ時のステータスに影響するので、当然これも意識して割り振らせる。1ステータスごとに最高255で合計510まで。例えば速攻型に育てる場合は攻撃252、素早さ252という風に割り振る(計算で余りが出ないように偶数で割り振る)。
  • 個体値…生まれた時に持っている固有値努力値(基礎値)と同様にレベルアップ時のステータスに影響する。0〜31となっていて、31(V)のステータスが揃った(5Vや6V)ポケモンを孵化させることが対人戦に備える基本らしい。ある程度レベルを上げないと判定できない。ネット上で自動計算してくれるページあり。

http://yakkun.com/dp/ic.htm

  • 遺伝…卵ができた時に親ポケモンから性格・特性・個体値・技が遺伝することがある。アイテムである程度コントロールすることも可能。
  • たまごグループ…雄雌を預ける時、同じ卵グループの場合にのみ卵が産まれる。


同じ種族のポケモン同士でも、個体値努力値・性格を意識して育てた個体とそうでない個体とでは、明らかにステータスに差がつきます。
個体によるけど、例えばレベル50時に前者の素早さ120に対して後者は100といったくらい。
手順としては、まずはベースとなる親ポケモンを用意して、育て屋に預けて、卵ができたら孵化させて、個体値を調べて、諸々の要素が納得のいく値だったら、育成方針に則ってアイテムやバトルで努力値を割り振って、努力値MAXとなったらレベル上げて50になったらいざバトルデビュー。
それの繰り返しです。遺伝や隠れ特性を得たい場合はもっと面倒です。
その過程で孵化したけど使わないレベル1の個体で溢れ、交換で放出することもあります。
逆に交換で得たのが優秀な個体だったので親ポケモンに使わせてもらうってこともありましたね。


約一か月後、新たに育成したポケモンのみでボックス(6体)が二通り組めるようになったので、レーティングバトルにチャレンジ。
シーズン3の成績としては4勝2敗。
回数は少なかったのですが、結果的に勝ち越すことができました。
現在のシーズン4では勝ったり負けたりを繰り返し、今のところ15戦くらいでなんとか勝率五割を超えるくらい。
まだまだ交代も含めた読みの甘さとか技選択など自身の戦い方の未熟さを感じてます。
変化技で翻弄されて力が発揮できないというありがちなパターンもあれば、むざむざ積み(能力上昇)を許してしまってボロ負けとか。
ゲッコウガへんげんじざい)を2〜3体目にして運良く逆転勝ちしたことが2回続いたと思ったら、技を読まれて全然役に立たなかったこともあったり。
何度か痛い目にあって、やっと今になって相手のボックスを見た時点で少しはパターンが読めて、相手の嫌がりそうなことをできるようになった気がしますね(外れることもあるけど)。


見ての通り、土日の空いた時間しかできないので対戦回数も少ないです。
たぶん、トータルのプレイ時間も他のプレイヤーと比べて少ない方なんだろうな(と言い訳)。
他の社会人プレーヤーはどれくらいのペースで遊んでいるのかが気になるところではあります。
それにしても、レーティングバトルを始める前の緊張感はハンパないっす。
勝っても負けても連戦する気にはなれないですね。
そして負ける度に足りない点を補うために模索してまた育て始めたりして、終わりが見えてきません。
これほどポケモン(の対人戦)が奥深いとは思ってもみませんでした。


【参考にさせてもらっているサイト】
ポケモン王国攻略館
ポケモン徹底攻略
ポケモンXY(第六世代)・対戦考察まとめWiki

*1:シナリオクリアと対人戦では技の持たせ方も別。何しろ攻撃技を一つだけか全く持たないのさえあり得る

*2:雄・雌の二匹のポケモンを育て屋に預けると卵が産まれることがある