wikipedia:デビルマン
ちょっと前に懐かしのアニメソングを聞く機会があったので、デビルマンの個人的な思い出などを書いてみます。
オープニングテーマ「デビルマンのうた」(あれは誰だ誰だ誰だ〜)
エンディングテーマ「今日もどこかでデビルマン」(だーれも知らない知られちゃいけーないー)
出だしもサビも耳に残るフレーズなだけにそのどちらも記憶に残っています。
年齢的に最初の放映時(1972〜1973年)ではなく再放送を見ていたと思うのですが、実は歌だけでアニメの内容はほとんど記憶に残っていません。
会社の飲み会で同期が「今までデビルマンの正体を隠して戦っていたのに、最終回で敵ボスの策略にかかって、明が美樹の目の前で変身しなければならないシーンが何とも言えず印象に残ってるんだぜ!」と力説していたのですが、悔しいけど覚えてません・・・。
そこまでは懐かしい子供の頃のエピソードで終わったのですが、20歳前後に第2の出会いがありました。
そう、知る人ぞ知る漫画版およびOVA版との出会いでした。
私の持っている漫画文庫の後書きにも書いてあるのですが、漫画版は原作として書かれたのではなく、時系列的にはアニメ放映と並行して連載され、「同一の基本設定を使用して描かれた2つの作品」という関係に近いそうです。
内容は全く別物というか、アニメが基本的に正義のヒーロー路線を進んでいったのに対し、漫画の方は物語が進むにつれて黙示録的な世界観へと変遷していき、最後には驚愕の結末が待っています。
その一番大きい部分が、不動明がデビルマンになるきっかけを作った親友・飛鳥了の存在でしょうか。
最後まで彼の存在抜きには語れない重要人物になってゆくのですが…。
漫画版の映像化であるOVA版は「誕生編」と「妖鳥死麗濡編」の二作品が製作されました。
ちなみにデビルマンの皮膚は緑色ではなく肌色で、必殺技は特に持ってません(笑)
テレビアニメ版では単なる敵キャラだった妖鳥シレーヌが合体前のデビル(アモン)と因縁あって、すさまじい戦いを繰り広げるのはOVAならではかもしれません。
結局、完結編は企画のみで製作されなかったのが非常に残念でしたね。
2000年には「AMON デビルマン黙示録」が出て、もちろんこれも見ました。漫画版のストーリーを踏まえた外伝のような内容ですが、原作の雰囲気は出ていて良かったです。*1
テレビアニメしか知らない人が後で漫画版を読み、そのギャップに驚くというのはよく聞く話。
大人の自分からすれば、漫画版の方がストーリーもよく練られているとは思いますが、ささがにその展開はお子様には刺激が強すぎるものであります。ああ、永井豪にありがちな性的な意味じゃなくて、もっと精神的な意味で。
その意味では私は大人になってから読むことができたのは幸いだったかもしれません。
余話として、一昨年くらいにYOUTUBEでアニメソングを何度も聞いていたら、娘も気に入ったようで、しばらく口ずさむようになって一緒にカラオケで歌ったのはいい思い出(笑)
- 作者: 永井豪,ダイナミックプロ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/04/03
- メディア: 文庫
- クリック: 82回
- この商品を含むブログ (64件) を見る
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/03/28
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 39回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
- 出版社/メーカー: SME・ビジュアルワークス
- 発売日: 2002/03/06
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
*1:主人公の声優がイマイチだったけど