放射脳の恐怖

※本記事はあくまでも主観によるもので、毒にも薬にもなりません。たぶん。


1年前の大震災、その直後から、そして今もなお放射能脅威論による行き過ぎた事例が見られます。
最近知った言葉が「放射脳」。
放射脳とは(はてなキーワードより)

福島第一原発事故以来、頭がおかしくなって、何でもかんでも「放射能が悪い! 東電・政府が憎い!」という思考に走るようになった人たち。
(略)


私も当初はネット上の放射能関連のページもそれなりに読んでましたけどね。各地の測定値とか。
でも肯定否定脅威矮小などなど百論続出でなんだかわけわかんなくなりました。インパクトある記事が注目を浴びたと思えば、2,3日後にはそれを否定される記事がいくつも出てきたり。
要は原発事故によって、通常より高い数値の放射能が放出されるようになり、それを人体に浴びた、もしくは浴びた食物を摂取することによって将来癌になる確率が数パーセント程度上がるってことですよね。
特に子供の方がその確率が上がりやすいということで世の中の親御さんたちは不安を抱えてる。いや、私も例外ではないですが。


結論としては、気にしないことにしました。
もちろん目をそむけるのではなく、情報は得てもそれに踊らされない心がけがあればいいわけで。
極端な例では東日本から脱出といった意見があって実際にそうした人もいたのかもしれません。しかし直接生命が脅かされているわけではない以上、自分や家族の生活基盤を考えたら簡単にそんなことできるわけもなく。
日々の生活優先、そしてまた起こるかもしれない地震への対策を考えるくらい。


思うに放射能汚染を怖れ、東北(特に福島)からの人・モノはなんでもかんでも拒否するというのは、科学的な根拠に基づくというより日本古来の穢れの概念に近いのではないのではないかと感じています。
wikipedia:穢れ

穢れ(けがれ)とは、時間・空間・物体・身体・行為などが、理想ではない状態・性質になっていることを表す神道の宗教概念である。
(中略)
穢れたものは、それに物理的または精神的に触れることによって穢れが「伝染」すると見なされている。

そうなりますと特効薬などありません。
ただ、「そんなに気にすることなどないんだ」と「放射脳」が解けるのを待つしかないような気がします。


このあいだホームセンターに行ったら簡易放射能測定器がワゴンセール*1されてました。あれって本来けっこう高額な機械だと聞いていたのですが、そんな手軽なもので安心が買えるのか、なんとも言えない気分でした。
目に見えない不安を増大させるよりも、非常時のための備蓄とか被災地への支援とか前向きの行動をした方がいいですよね。

*1:値段は未確認だがせいぜい数千円か