『うさぎドロップ』読み終えた

こちらの作品を知ったのが去年10月の始め。
1巻の感想
それから間を置きつつ読み続けて、このあいだついに読了してしまいました。
9巻というと長いようで実際は短かった気がして、もっと大吉とりんの物語を読んでみたいと思ったけど、これで最後なんですよねぇ。*1
6歳のりんと30歳独身男の大吉が宗吉(大吉の祖父でりんの養父)の葬儀で出会ってから小学1年の時期を描いたのが4巻まで。そして5巻でいきなり高校1年になっていてびっくり。その後、中学校時代のエピソードも挟んでいきましたが。
最終話でりんたちは高校卒業。そして想いが通じた二人は”いずれ”結婚するというハッピーエンド。
あらすじとしては単純なのですが、紆余曲折あったわけで。
途中までは大吉と二谷さん(コーキ母)こそお似合いの仲だと思っていたのですが、それはそれで各々に微妙なしこりが残ってしまったのかもですね。
個人的には小学生時代のりんと大吉をもっと描いて欲しかったと思うのは小学生の娘を持つ親の気持ちでもあります。
例えば、小学校って親が参加しなきゃいけないイベントが多いはずで、そこは大吉が残業が少ない課に異動したからなんとかして、あとは大吉の親の協力とかあったのかしらん。
それ以外ではコーキはともかく、りんに関してはあえてエピソード作る必要なくていきなり中学・高校にすっ飛ばしたのかも。りんがしっかり者過ぎるから(笑)
ただ大吉の十年間の重みの受け取り方は人によって違うかもしれないです。
まぁ全体的に様々な親子の絆のカタチが描かれてたのが良かったです。
んで、ひとことで言うと、女は強くて、男はバカだ(笑)
いや、大吉やコーキにように単純でも筋の通っているところが憎めないんですけどね。

うさぎドロップ 9 (Feelコミックス)

うさぎドロップ 9 (Feelコミックス)

*1:番外編執筆中とあとがきに有り