考え中

親友とも言える友人がいた。
家が近くて同じ小中学校、高校は別れたが同じ電車通学で途中まで同じなので行き帰りに会ったり、時にはサボって遊んだり。
漫画・アニメに詳しくて、かといっていわゆるオタクではなくて、見た目ヤンキーっぽかったのは湘南爆走族とか、そのへんの影響だろうか。
十代の頃の自分にとって、漫画・アニメの分野では彼から多大な影響を受けたと言っても過言ではない。
彼が趣味が高じて専門学校からその業界では大手とも言える会社に就職して、初年度から何度も会社に泊りこむような激務に身を投じるようになってからはなかなか会うこともできずたまに電話で会話するくらい。
でも仕事は楽しいらしくて、2年目くらいでもう部下を持ち、「○○○という作品のスタッフロールに名前出るんだぜー!」って聞いて、実際に見て確認したっけ。
本来ならばまだ大学生であった自分の方が時間を取れたはずなんだが、学業以外の活動・バイトに時間を割くようになってしまって、そうこうするうちに自分の方も就職した関係で徐々に遠ざかってしまった。
最後に地元で会ってからもう15年くらい経っただろうか。
ふと最近になってネットで彼の名前を検索してみたら、プロデューサーとしてのいくつかの作品名とともに、facebookの登録が。
写真もあったので間違いない。会っていたのが二十代前半までだっただからそれから歳は取っているけど面影は変わってないよ。
むぅ~、facebookかぁ。
正直はてな以外のサービスには手を出す気はなかったのだけど、せっかくだから見てみようか。
今も好きな分野で活躍し続けていることを知り嬉しくて声をかけてみたいのと、久しぶりでなんというか照れくさい気持ちがある。