ふと新人社員の頃のことを思い出したので

十ん年前の4月、Z社に入社したのはA(男)、B(女)、C(女)、私の4名。
Z社では新人社員教育は本社で3カ月。新人は窓際の席にまとまっていて、教育係の先輩社員*1のもと、課題研修雑務などをこなしていました。


入社して日にちが経ち、緊張感が薄れて暇ができたりすると新人同士でも多少の私語をするようになってきます。最初は仕事に関することでも脱線して関係ない話になったり。さすがに声のボリュームには気をつけていましたが。
だいたい話の中心となるのはB(女)とC(女)。この二人はよく喋ること喋ること。
でもふと耳に入ってくる二人のお喋りを聞いてて思ったのですね。
「こいつら話噛み合ってなくね?」


よく会話ってキャッチボールに例えられます。
Aと私はもともとおしゃべりな方ではありません。でもそれなりに会話はする。時々思い出したように球を放り投げては返ってくる。そんな感じ。
BorCとAor私、つまり男-女となるともっぱら喋るのは女性陣。球を多投するピッチャー(女)に対して男はキャッチャー(聞き役)と化します。なんとか一球を返すと、その間に5,6球投げてくる感じ。
これが女性同士となるとひどい。極端な話、互いに放りっぱなしで相手の球を受けも返しもしません。


でも後から気付いたのですが、女性同士ってそんなもんなのかもしれないですね。互いに好きに喋って聞いてもらって満足という。これが男だととりとめのない話は面倒くさがりますよね。
だから仲悪いってわけじゃなくて、二人はとても仲良かったと思いますよ。もともと女性が少ない会社だったというのもあって、新人の頃は二人でよく行動していましたし。
同じ年度の中途で入ってきた二名(男)も含めてこの同期は仲良かったです。よく飲みにも行きましたねぇ。
ちなみにAの第一印象は無愛想で変わった奴だと思ったのですが、向こうも私のことを変わった奴だと思っていたらしい(笑)
その後時期は違いますが互いに転職して接点が無くなりましたが、たまに差しで飲んだりします。


数年経つうちに転職や結婚退職などで6名中5名がZ社を離れてしまったために集まる機会も激減してしまったのですが、たまには集まって飲みたいなぁとふと思ったものです。

*1:もともと本社は人が少なく教育係は一人