1月になってたいそう寒さが増してきた今日この頃、と書くつもりだったのに急に気温が上昇したりまた下がったりしてよくわかんない日が続きます。*1とにかく我が家では冷え性の妻にとって厳しい季節が続いています。
前の住まいでの暖房はガスファンヒーター*2とこたつがメインで、他に石油ストーブや電気ファンヒーターもありましたが、事情あって実家に行ったりお払い箱にしたりして、現在主に使っているのは石油ファンヒーターです。それとは別に足が冷える妻のためにあんかを買ってあげたら、寝る時だけでなくテレビを見る時にも重宝している模様。
最近、人力検索で「寒い日が続きますが、「灯油ファンヒーター」と「電気エアコン」とどちらが「経済的」でしょうか?」いう質問を見かけて、7番目にmamy1326さんの回答で紹介されていたコアヒートが気になりますね。
回答にあった価格.comのリンク↓
http://kakaku.com/item/K0000058318/
http://review.kakaku.com/review/K0000058317/
エアコンの暖房だと温度を上げないと暖かさを感じませんし、足元が冷えるのは変わらない。何より去年の1〜3月頃にファンヒーターの灯油が切れたタイミングでしか使っていないにも関わらず、翌月の電気代の請求にはびっくり*3。そして灯油も原油価格に左右されますし、補給が面倒だったりしますからねぇ。
前置きが長くなりました。
11月頃から誰よりも早く寒い寒いと言い始め、暖房の近いところにいても手足が冷えてしょうがないという妻は深刻です。
ちなみに私は寒さには強くないけど暖房が苦手であまりに暖めすぎると頭がボーっとしてくる。そして子供は暑がりな上に誰よりもちょこまか動いて冬でも汗かいてる。暑さ寒さの感覚に関してバランスが取れない我が家。
とりあえず暖房よりも、体から何か改善できることはないか、いっちょ調べてみることにしました。
だがしかし、ネットでざっとググってみると出るわ出るわ、冷え性に関するページが続々と。それだけ冷え性で悩む人が多いってことでしょうか。
症状と原因についてはどこも似たようなことが書かれていますが、対策としては結構違いがありますね。特に食べ物に関しては微妙に反している部分もあったり。
そこは個人によって症状による効果の有無、できることできないことで違いがあると思うので、注意と試行錯誤が必要だと思いました。
まずは簡単なまとめ。
冷え性とは
冷え性の原因
- 運動不足
- ダイエットや偏食による食生活の乱れ(体を冷やしやすい食べ物)
- ストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 自律神経のバランスの乱れ
- 低血圧
- 貧血
- 動脈硬化
- その他(ボディラインにぴったりとした窮屈な服や靴・下着を着ること。エアコン等の機器の多用による温度調節機能の麻痺、骨盤の歪み)
改善方法
まぁ早く言えば原因を正して直せばいいわけですが、こればかりはケースバイケース。
- 身体改善により新陳代謝を良くし、筋肉をつける。
脂肪よりも筋肉の方が血液の循環が良く熱を生み出すので筋肉をつけるのがいいと言われます。妻は普段からヨガをやっている人なので今更運動しろと言う必要ないのですけど、豆知識としてね。
- 規則正しい生活、睡眠、三度の食事。
朝食はぬきがちですが大事ですよ。
- 体が温まる食べ物・飲料の摂取。
生活習慣の中で実はこれが結構影響大きいのではないかと思うのです。後述します。
- 風呂はシャワーだけでなく入浴すること。
冬に浴槽に入るのは当然ですけど、暑い時期でも入った方が健康にはいいそうですね。
生活習慣を改善してもまだ冷えがよくならない場合の最後の手段ですかね。
参考⇒冷え症によい漢方薬Q&A-漢方ナビ
食べ物で冷え性を改善
東洋医学では陽性と陰性に分けられるのですけど、食べ物飲み物には体を暖める効果があるものと、体を冷やす効果があるものがあるってことはある程度知られていると思います。
だけどこれがけっこう誤解や知らなかったことがあるんですね。私も調べてみて意外に思ったものがありました。
単純に考えれば、寒い地方(時期)で取れたり食される食べ物は体を暖めやすく、逆に暑い地方(時期)で取れたり食される食べ物は体を冷やしやすいってことです。昔の人の知恵はごくまっとうなことだったりするんです。
ざっと分けるとこのようになります。
- 体を温める陽性の食べ物
- 塩辛いもの
- 寒い、涼しい土地、気候にとれるもの
- かたいもの、水分の少ないもの
- 地下でまっすぐ下にのびる植物
- 煮るのに時間のかかるもの
- 熱するとむしろ硬くなるもの
- ビタミンE(血行を良くするはたらき)、ビタミンC(血液の主要な材料となる鉄分の吸収を促進、毛細血管の機能を保持するはたらき)
野菜でいうと、代表的なのが生姜や長ネギ、それに加えて根菜類(こんにゃく、ごぼう、人参、山芋、蓮根、かぼちゃ)が入ります。ほとんど冬に採れる野菜ですね。
塩辛い加工品(みそ、しょうゆ、梅干、たくあん)もそうです。
肉類、卵、チーズ、貝類、赤身の魚も体を温める効果がありますが、摂取しすぎると血液がドロドロになりやすいので注意です。
- 体を冷やす陰性の食べ物
温帯で採れる果物類(梨・りんご・すいかなど)、種子類、緑黄色野菜(パセリ、ほうれんそう、枝豆、大根、キャベツなど)、海藻類が当てはまります。当然のことながらトロピカルフルーツ、夏に採れるナス科(なす・トマト・ピーマン)もばっちり体を冷やします。
今は季節に関係なく野菜や果物がスーパーで買えますが、生野菜サラダ用の野菜をわざわざ高い値段払って食べても、体を冷やすことになっているわけです。
もっとも野菜に関しては、煮込むことでカリウムが溶けて陽性の食べ物になるので、煮物や鍋物にしちゃえばいいのです。
そして、合成甘味料、食品添加物、砂糖を使った食べ物も体を冷やしやすいのですって。しょっぱい=体を温めるのとは逆に糖分は冷やしやすいらしいってことか。お菓子やケーキ好きな妻涙目。
白米・うどんのような白い主食は陰性となり、玄米・ムギのような精白度が低いものの方が中性となるそうな。まぁこのへんは食べ方で工夫すればいいわけで、気にしすぎることないと思いますが。⇒うちは煮込みうどんが冬の定番
そして体を冷やしやすい飲み物としては緑茶(とくに玉露)、コーヒー、牛乳、ジュース。
お茶とコーヒーが冷やしやすいだなんてねぇ!よく冬はトイレが近くなるのに関係しているんでしょうか。
じゃあ冬は何飲めばいいんじゃってことですが、これは温かいウーロン茶・紅茶・ココアとなります。風邪引くと妻はコーヒーより生姜入り紅茶を作りますが、あれもちゃんと体を暖める効果あってのことなんですね。
ちなみにアルコール類に関しては、アルコール度が高い酒はOK、ビール・水割り・チューハイといったアルコール度が低い酒は冷やしやすい。強い酒が飲めない妻にはたまご酒や甘酒にしてもらおう。
乳製品は全体的にダメらしいっす。特に日本人は牛乳のタンパク質を分解する酵素が少ないので、牛乳を飲むと消化不良となり下痢になりやすいためとも言われます。唯一OKなのがチーズ。これは水分が抜けて良質なタンパク質・ビタミン・ミネラルがのこり、発酵する過程でタンパク質が分解され易い状態になっているため。
難しかったのが香辛料。冷え性に良いと書かれてたり良くないと書かれていたり。
例えば唐辛子は新陳代謝を高める働きがあるのですが、同時にカリウムを多量に含んでいるので、調理法に気をつけた方がいいですね。このあたり、香辛料を使う料理はインドやタイなど暑い地域が多いことも関係あるのかも。
体を冷やしやすい食べ物飲み物って子供が好きなものが多いなと思ったのですが、そもそも若いうちは新陳代謝がしっかりしているから冷えとしての自覚はなく、やはり大人になってそれなりの年代となるといろいろ体に関する悩みが出てくるようで。要はいつまでも若い頃のままの食事をしていると、いろいろまずいってことですよ。
もっとも冷え性に関しては、病気のようにはっきりした対応策が決まってないだけに、対処方法は個人によって合うものを考えなければならないようです。冷え性対策もなかなか奥深いです。
【参考URL】
冷え性改善.com
冷え性を改善しよう【healthクリニック】
冷え性@解説NAVI
冷え性改善 冷え取りラボ