人力検索の本来のかたち?

懐かしい質問id:Kityoさんからコメントがあって知ったのですが、3年越しのアイデアが上場され「検討中」に変わったとのこと。
はてなアイデア
た・だ・し、コメントが

名前が面白いですね。確かに検索に原点回帰、というアイデアは分かりやすくて良いかもしれません。長期検討とさせてください

もしかして長期というのは、もう3年待てということでしょうか?


個人的には面白いアイデアだと思います。自分が使うかどうかは別として。
数あるQ&Aサイトの中では何でもアリが人力検索の一つの持ち味ですが、あえて以前のシンプルな質問方式を復活させるなら、この際用途もはっきり現行の人力検索と分けたらどうでしょうね。

  • クラシック・タイプ:回答者の主観は抑えてあくまでもURLを答えるのが主目的。URL必須。重複チェック有り。(回答者のコメント欄は無しにするか、最小限残すかは検討の余地あり)
  • 通常タイプ・URL任意。URL重複チェック無し。ネタ・ジョーク、意見募集、創作など回答者に書かせる目的の質問中心。


ゾロ目質問者なんかはこぞってクラシック・タイプにお移り願えばいいでしょう(笑)

問題点

すでにこちらの質問でrikuzaiさんが指摘している点とほぼ同じなのですが。

  • URLのみだと数年経ってリンク切れだった場合に意味を成さない

実際現行でも一年以上前の質問を見ると時折見かける現象。まだ引用やコメントがあれば何が言いたかったのか多少はわかるのですが。
もっともこればかりは根本的な解決はできないので難しい問題です。

  • 初心者にはわかりにくい

ガイドラインやヘルプを充実させるのも手ですが、初心者でそういうのを見る人は少数派です。そこでいかに第一印象でわかりやすくさせるかがポイントですが、そのへんではてなは今までうまくいかないことが多いので。

  • 使い分けが難しい

いくつも選択肢があるとどれを使えばいいのかわかりにくいというのは現行でも見られます。通常タイプで行った方が良さそうな質問をいわしで行い*1、いわしで行った方が良さそうな質問を通常タイプでしてしまう。
うまく使い分けができるのは、よほど人力検索を使い込んでいるベテランくらいなもので、そういうマニアックな変更をする需要がどれほどあるかですね。

結論

一定期間を経ていきなり変更とかせずに、まずは人力検索で質問してユーザーに意見を聞くべき。それも1回と言わず2回でも3回でも。
実際、昔はやっていたし、最近でもブックマーク関係ではよく実施されているわけで、そういう手順を面倒臭がらずにやってほしいものです。

*1:中にはポイント節約のためにわざといわしなのだろうな、というのもありますが