記憶の中の読書歴

自分の読書歴を振り返ってみて、いつの頃でもメインはやはり歴史・時代小説なのですが、その時々で読んだり読まなかったりするものの、意外と好きなのがSFとホラーを始めとする怪奇幻想系だったりします。
SFについては小松左京筒井康隆から始まって、半村良豊田有恒山田正紀。そして去年あたりから遅ればせながら外国人作家の有名どころを読み始め、更に日本人若手の小川一水野尻抱介を知りました。


それに対して怪奇幻想系はどんなのを読んでいたのか記憶を探ってみたところ、きっかけはやっぱり子供の頃に読んだ江戸川乱歩ですね。あと印象に残っているのが小泉八雲の怪談シリーズ。
筒井康隆も十代の感覚から言ったら相当怖い作品もありましたね。
そして高校生くらいからなぜか菊地秀行夢枕獏に入りました。読書を通じてそういう非日常世界への憧れがあったのでしょうか。
ちなみにこの系統の作品はほとんど学校か地元の図書館で借りて読んでいたので手元に残ってなく、どんな作品を読んでいたのか不確かです。*1


そして90年代からは鈴木光司貴志祐介小野不由美など。角川ホラー文庫より適当に買ったこともありましたが、先に挙げた人はともかく、当たり外れがありましたね。
慣れなのか麻痺なのか、読んでいて多少の残酷さや気持ち悪さには動じなくなってきてしまいました。*2もっと読む側に訴える心理的な恐怖を求めるというか、ますます刺激を求めてしまうのですね。
そこではてなに入って出会ったのが「劇薬小説」質問。ホラーに収まりきらない様々な刺激の強い作品を知りました。残念ながらかなり期待できそうな作品は入手しづらいのが辛いっす。でも最大の収穫がジャック・ケッチャムかな。


実は以前の質問から半年足らず。その時薦めてもらった本はまだ半分も読みきっていないのですが、季節柄ホラー系の質問したくてうずうずしていたもので。ちょうどお盆前だし。暑さを忘れるほどのホラー小説を期待しています!
【30代男が怖がるホラー小説】 子供の頃読んで怖かったという作品は要りません。 感性が鈍くなってきた30代の今読んでも「怖い」と感じるようなホラー小説を募集します。 既読本を避けるために、過去十数年で読んだと思われるホラー小説は思い出せるかぎり下記にまとめました(怖かったかどうかは別として)。 http://book100.g.hatena.ne.jp/goldwell/20080810 ちなみに新刊で入手可能な本でお願いしますね。

*1:菊地秀行はタイトルや表紙からして、カウンターに持っていくのが恥ずかしかったことが多かったのは憶えてる。歴史本の下に隠したりしてw

*2:リアルではそんなことないけど