12月30日は実家で餅つきでした。と言っても杵と臼でペッタンペッタンやっていたのは私が高校の頃まで。今では蒸したもち米を機械でつき・こねしてもらいます。
昔は実家の分だけでしたが、家を出た子供とか合計4軒分あるので、量をこなすには機械に頼っていますね。
専ら私は外のかまどで火を燃やし、蒸す役目。蒸したもち米を機械に入れ、できあがったら伸ばしたり、ちぎって鏡餅やあんころ餅を作るのが女性陣。私が火の番をするようになってから、父は注連縄作ったり、庭仕事してますね。大掃除と並んで、長年の年末行事となっています。とはいうものの、事情があってこの餅つきも来年でお終いになってしまうと思われるので、せっかくだから写真撮ってきました。その時の手順を書いてみたいと思います。
こちらが前の晩にといでおいたもち米とざるにあげたもの。適当な量をせいろに移して蒸します。
そして父お手製のかまどで2段重ねで蒸します。こうやって見ると曲がってますね(笑)
できあがりの加減とか火の強さは長年の経験てやつで。*1もち米の硬さをみるために試食するのですが、蒸したてのもち米がうまいんだな、これが。
普通に食べられるくらいの程よい硬さになってきたら、台所に運び込んで女性陣の任せます。まずは機械に入れたところ。まだ米のぶつぶつがわかりますね。
機械の中でごろごろ動いてつき・こね、だんだん丸くなっていきます。古い機械なので、しゃもじで回しながら丸めるのですが、これが大変な作業らしいです。*2
できあがったら、普通は手打ちのうどんやそばのように粉をまいたこういう木箱の上でのし棒で伸ばします。これはそのままの状態からちぎって丸いあんころ餅を作るところですね。あと、大根おろしのからみ餅(これが好き)とかあんこの餅とか。
切り餅用ののした餅はこちら。まだ柔らかいので、1〜2日経って少し硬くならないと切れません。
そしてのし餅を切るタイミングですが、いつも大晦日の夜に切ります。だけどうっかり忘れてしまい、年が明けて元旦の昼に切る作業しましたがまだ大丈夫でした。
のし餅の大きさを計ってみたところ、50cm×30cm。まずは縦に切り、それを更に細かく切っていつも食べるサイズになります。けっこう力が要るし、手が餅だらけに。包丁も一枚切るごとにこびりついた餅を落とさないと切れなくなってしまう。
それぞれの大きさが違うのは仕方ないっす。数えてみたらのし餅一枚から切り餅が51枚できました。うちの分としてのし餅5枚もらったので単純計算250枚以上になりますね。
全部切り終わった餅の山がこちら。
サ○ウの切り餅で同量買ったらいくらになるんだろう。冷凍すれば長く持つのですが、さすがに全部は入りきらないので冷蔵でだいたい1週間くらい。そのままだと4〜5日でカビが生えてしまうので、お雑煮やや焼餅など餅三昧が続きます。まぁ好きだからいいんですけど。