『男たちの大和』

男たちの大和 / YAMATO [DVD]

男たちの大和 / YAMATO [DVD]

映画公開された時、興味をそそられたのだけど見ないうちに終わってしまっていて*1、そしたらもう昨日テレビ放映されたのですよ。*2 30分くらい過ぎてから思い出して、一応最後まで見ることは見れました。戦争映画を見るのが久しぶりだったのもあって。
でもまぁクライマックスの沖縄特攻をのぞいてはかじりついて見るほどではなかったですね。以下、勝手な感想。

  • 下士官や少年兵という現場の視点を中心にした点や、変に反戦にも戦争賛美にも偏っていないのは評価できる。
  • 青春ドラマ風なのかドキュメンタリー風なのかどっちつかずではあった。
  • 戦艦大和が度重なる航空攻撃を受け痛めつけられていく場面は、さすがに目が離せなかったのだけど、被害状況が細切れで、しかも機銃掃射がやけに強調されていて、どうして世界最強をうたわれたはずの大和が沈んだのかがわかりにくい。
  • 別に軍事オタクというほど詳しくないので細々と指摘しないけど、やっぱりおかしな箇所が目についた。*3
  • ついでながら菊水作戦上奏のやりとりを出すならば、かき集めた燃料のことももっと詳しくやって欲しかったな。*4


本でばかり読むより、こうやって映像で見ることで具体的なイメージが掴めたり、インパクトを感じることができたのは良かっただけど、映画自体は何かと作りが中途半端で、やっぱりこんなものかという感じでしたね。

*1:正直、期待はしていたけど、失望しそうな気もして

*2:4月7日という大和沈没日の関係か。

*3:主砲・副砲・高角砲・機銃といった射程や用途が違う砲が同時に発射開始しないと思う。とりあえず三式弾はしょぼかった。あと米軍機の攻撃の仕方が変。そして散々他のレビューで指摘されていた敬礼の仕方など。

*4:そして大井篤も登場させると。