94冊目 『どちらかが彼女を殺した』

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

推理小説は好きな方ですが、犯人を当てる能力に恵まれず、もっぱら展開を楽しみ、単純に著者のネタ晴らしに感心するだけという私ですので、本作は読み終わって困ってしまいました・・・。これ、最後まで犯人は明かされません。袋とじの解説に手引きがあるので、そちらを見ればキーポイントが書かれているので見当つきますが。


早々に容疑者が2人に絞られて、しかもヒントも出されたのに関わらず、1回読んだだけではわかりませんでした。最後の章をもう一遍読み直して、「あ、これが決め手か!?」と思いついたので、解説を読んでみたら違っていた・・・_| ̄|○


加賀恭一郎シリーズの2作目ということですが、確かに加賀刑事はカコイイですね。
その分、他のキャラの影が薄くなってしまっているのは否めないですが。
続編の『私が彼を殺した』も面白そうだから買ってしまうだろうな。犯人は当てられそうにないけど。