「世界の神々」がよくわかる本 ゼウス・アポロンからシヴァ、ギルガメシュまで (PHP文庫)
- 作者: 東ゆみこ,造事務所
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/12/02
- メディア: 文庫
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全知全能の唯一神であるキリスト教と違って多神教の神話が面白く感じるのは、神々同士が人類と同じように覇権争いをしたり恋愛したりするからなのでしょうね。
もっとも内容を読めばわかる通り、やることなすことは人間の常識をかけ離れていますが。
この手の本としては、狭く深くではなく、浅く広い内容なので、一つ一つの神話の世界や神々について深く知ることはできません。
でも世界の主な神話の世界を簡単に紹介してくれるので、何かのメディアで神話に触れることがあって、ちょこっと調べたい時に役にたちそうです。
主な神についてはイラスト付きなのでイメージ掴みやすいです。
ちなみに本書で紹介されている神話は以下の通り。
日本や中国は入っていません。
個人的には神に敵対する悪魔・悪霊(アバドンとかパズズとか)についても紹介してもられば良かったなぁと思いますね。
以下、余談。
最初に書いた通り、私自身も学生時代からRPGゲームや漫画・小説にて神話の世界の一端に触れていましたが、特に強い影響を受けたのが、ゲーム『真・女神転生』シリーズ*1でした。
神も天使も悪鬼も獣もすべて「悪魔」としてひっくるめられて、LOW・CHAOSという横軸とLIGHT・DARKという縦軸の世界の中で、悪魔達は属性は決められている世界。
そこで自分の選択によって敵味方となる勢力が変わりますが、進行ルートも変わるので結末も複数あるわけです。
それまでのRPGによくあったように、正義のヒーローが悪のボスを倒すってわけじゃない点が非常に新鮮でした。3Dダンジョンは慣れていなかったので、ガイドブック無しでは辛かったですけどね。
仲間になった悪魔のことを”仲魔”というのですが、様々な方法*2で大物悪魔や邪神をも仲魔にできるのが楽しかったです。
例えばベルゼブブやアスタロトやダゴンをひき連れたパーティなど、実際に想像してみるとスゴそうです。
- 出版社/メーカー: アトラス
- 発売日: 1992/10/30
- メディア: Video Game
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