読書が主な趣味で、別に本フェチってわけぢゃないですが、几帳面な性格なのか買い揃えた書籍は作家・シリーズごとにきちっと本棚に並べておくのが私の習性。
時には妻に本を貸すこともあったのですが、まるで私に挑戦するかのように逆さに入れたり、シリーズの順番もバラバラに入れられたりして、苦言を呈して口喧嘩っぽくなったなんてこともありましたが、近年ようやく理解してもらえました。
しかし平穏な日々もつかの間、遂に恐ろしい天敵が現れました!
困ったことに言葉が通じない上に力加減を知らないので、我が家の書籍達は帯や表紙を破かれるといった受難の日々が続いています。おまけに背がぐんぐん伸びているので、その活動範囲は日々広まるばかりです。
(もっとも最近ようやくコミュニケーションが図れるようになりましたが、「パパの大事なもの!」と強く言っても「パパのじゃーじなにょー」などと言い返す始末です)
あるときなど帰宅して本棚を見たら、本棚の一つの段の書籍が全てぶちまけられていて、さすがに内心怒りがわきましたが、そこはぐっとこらえました(あとで妻に八つ当たりして場外乱闘に及びましたがそれはまた別の話)。
直接的な制裁は、立場上・人道上問題あるので、平和的な手段で何とかこの脅威を回避し、蔵書群を守るにはどうしたらよいでせうか?
NAPORIN先生、助けて下さい!
そしてNAPORIN先生のいかした回答がこちら。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html
我輩は猫である。名前はなぽりん。
我輩の同居者である苦須弥先生は吝嗇家なので、本をぎつしり本棚に詰め込む。重量で棚板がゆがもうと気にも留めぬどころか、本人も一冊のみでは取り出せぬので、数冊を一度に引つこ抜いているようだ。我輩が叩いても蹴つてもびくともせぬ。
背表紙しか見えぬのでは爪が砥げぬので我輩も考えた。床に積ん読された石筍ならぬ書筍とよばれる建造物があり、この小口面とやらが爪とぎには非常に具合がよい。しかしこれはどうも不要の新聞やぱんふれつとをつみかさねたもののようである。うまいぐあいに気をそらされているような気もしないではない。
苦須弥先生の奥方が最近にやにや笑つて見ている。この入れ知恵をしたのは奥方のようだ。丸髷の根元の禿げは治つたのか。
http://www.dinos.co.jp/defaultMall/sitemap/CSfLastGoodsPage_001....
実際のところ、ぎゅうぎゅうに収めたり、横積みの本は上の方へと避難するなど回避策を施したのと、本人が最近は飽きたのか被害は沈静化してきました。
でも新しい書籍が入ったりするとめざとく見つけて奪っていきます。
ちなみに右下の方のコミックスペースはゴムひもを横に張ると言った小手先対策を施したりしました。とりあえずそれで遊ぶことによって、コミックの被害は減りましたね。
既に飽和状態に近いので、下の方のデッドスペースも有効利用したいのですが、目を付けられるのが怖くて置けません。
さて紹介されたURLの「プッシュ式薄型壁面収納 スライド書棚」欲しい!(と叫んでも抽選で当たるわけではありませんが)
この本棚があれば見た目もすっきり、整理が苦手な奥様にもおすすめな一品ですね!ってセールストークが聞こえてきそうな感じです。
できることならば、今の本棚プラスこの新しい一品を付け加えたいところですが、問題は置き場所と妻への説得(主に予算面)ですね。
来年予定の引越しの際に、どさくさに紛れてネットで購入手続きをしちゃうしかない!
配達されたらしらばっくれて「あ〜ページを開きっぱなしにしていたら、娘が勝手に購入するボタンを押しちゃったみたいだねぇ。困ったなぁ。でもせっかくだから使おうよ」と言ってみるか。