文体

はてなダイアリを始める前までは、他のブログなんて全然見なかったのですよ。でも自分も始めてみると、さすがに気になるっていうか、多少参考にしてみようかという感じで、少しは見るようになりました。たいてい1回さっと読んでそれきりですが、中には気に入って「はてなアンテナ」に入れているサイトもあります。
で、気づいたんですよ。自分的にいいなぁと思うブログは”です・ます”調であることが多いと。


画像がふんだんに使えても、基本は文章ですからね。文体で与える影響って大きいですよ。内容を全て読まなくても何日か読んだだけで、文体の印象で書いている人のパーソナリティがある程度つかめてしまう。ある種のグループでしか通用しないような話し言葉オンリーという頭悪そうな文章も見ましたよ。まぁ中にはわざとそういうキャラを狙って作っているのかもしれませんが。方言オンリーなのは文化的な薫りがして良いと思います。


それで具体的な効果を考えてみたのです。
”です・ます”=丁寧で優しい印象を与える。文章が長くなりがち。
”である”調=堅苦しく同時に思いあがっているような印象も与える。テンポ良い文章にしやすい。
大学教授に無理やり例えれば、デシュ=マシュ文学部教授(フランス系)は丁寧な指導が定評で、人当たり良く女子学生にも人気ある。代返が効く。来るものは拒まず。
デ=アール医学部教授(ドイツ系)は医学だけに専門用語や外国語を駆使したテンポ良い授業だけに理解できる人だけしかついていけない。学生には厳しい。代返が効かない。少数精鋭主義。
そんな感じですかね。


どちらにも徹せずにごっちゃにすると何だか多重人格者みたいでよろしくない。まとまりのない小学生の作文みたいになってしまいがち。あ、そんなこと言ったら先週と今週を見比べたら私も多重人格者ジャマイカ



えーと、自分にとってのブログっつうのは、バインダーで作った記録帳のようなものでして、読書とか過去の思い出とか普段考えていることを多少人目を気にした文章にしてあり、適当にしきりで分けておくというようなもんだと考えています。個人が特定しにくいように、わざと隠したりぼかしている部分はありますけどね。読む人によってはバレバレかもしれませんが。


ここでいう人の目というのは、ずっと後に読み返す自分も含まれますが、基本的にお他人様です。一見さんだけでなく、何度も足(手)を運んでくれている人もいるようなので、あんまりいい加減過ぎる文章は書けない。
今までの自分、あまりに自己中心的に過ぎなかったか?もっと思いやりのある地球に優しいエロ子爺エコロジーな文章にしなければならないのではないか?
今まで自分の考えをまとめるのに楽だからと”である”調で通してきましたが、語調だけでも少しは印象が良くなるのではと考え直し、”です・ます”調に文体を変えていみました次第です。

と、ここまで読んで最近のgoldwellは何か違うな、と思ったあなたは鋭い!
先日、珍しく熱が出たとか、仕事が急に忙しくなってきたのもあるんですが。
3月は別れの季節といいますが、会社で3月末でお別れになる人がいるんですよ。転職以来大変お世話になった人なんですけど、多分2つ3つ年下の女性です。頭が切れるだけでなく知識も豊富で仕事ができる。もう私が独男ならば、お付き合い申し上げたいくらい
けど4月から代わりに来る人もいないので、負担が増えてストレスになってたりして。
そんなわけで心情的な変化が文章にも表れているのかもしれません。